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夏の魔法
第3章 『恋愛』とは

裸のまま海に身を任せる
水の中で揺れる千里が余りにも綺麗で
僕は人魚かと思ったほどだ

「…ねえ?タビオは私と何を話したの?小学生の時…」

『まだ時間はあるよ』

「え?」

『思い出してくれたら嬉しいから…明日まで内緒』

「ぶーっ!」

頬をいっぱいに膨らませる千里
あれから時が流れすぎてしまった

「タビオの意地悪っ!」

『明日が楽しみだねー』
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