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夏の魔法
第6章 『本当』の真実は

『…手を叩けば』

―パンパン―

『音が聞こえる…抱きしめれば鼓動も聞こえる』

「だから、死んだ事に気づかないヤツもいる…」

『僕は…死んでる事を理解してるけどね』

再び
敦士君は僕を睨む

「…タビオ…お前、センリを連れ去りに来たんじゃないよな…?」

敦士君が言いたい事は解ってる
解ってるけど、僕はそんなつもり全くない
全くないけど解らない
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