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くちなし
第2章 香
「善ってば!最低!!なんなの!」
講義中もイライラが止まらない。
私を守る?どうして??
意味が分からない。私は、守ってもらう理由など…。
この香りに惑わされてくる男達から守ってくれるとでもいうの?

私は、悶々と考えていた。
大学の中庭を通り、帰る方へ進んでいった。

「雅ちゃーん?」
「………。」
「おーい。雅ちゃーん?」
「はっ!!」
「なぁに?考えごとー?僕が、話かけてるのにぃ!
 ひっどいなぁ…。」
私に話しかけてきたのは、昴だった。

「ごめんなさ…。」

ーちゅっー

「っ!!」
「…ん………っは!」
息ができない。
何が起きたの分からなかった。

「雅ちゃーん?どうしたの?ボーッとした顔して…ふふ!
 ………。そんなに…気持ち良かったの?」
私はことの事態を知って、一気に顔が赤くなる。
「な!////」
「んふふふ!そのー反応はぁ…気持ち良かったって受け取っていいのかなぁ?」
私の頬をツーっとなぞり、鎖骨まで下りる。

「っふ!……っっ!////」
「ふふふ!雅ちゃんってかわいいね。
 けれど……。」
昴の声が変わる。
「つくづく可哀想だね。んーきっとぉ…この香りのせいかな?ふふ!」
え…??
真っ黒な瞳。どこまでも深く深く…。
吸い込まれていく…。

「っ!!やめて!触らないで!」
「おおっと!乱暴は…いけないなぁ…。っよっと!」 
腕を掴まれ、腰を引き寄せられる。
バランスを崩し、芝生へ倒れる。

「昴くん!何?!」
「んー?なぁにって…雅ちゃんって鈍いなぁ…。」
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