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第2章 香

火照る身体を重ね他は見えない。

「………っ！！」
「お嬢様…力抜いてくださいますか…？」
「…でも……。」
黒田の手は優しい。
怖がっているの私だけ？
黒田は、どう思ってる？
考えないようにしたことが、頭の中でグルグルと回る。

「………お嬢様。」
何かを察したように、黒田に名前を呼ばれる。
「黒田？私は平気よ！」
「……本当に後悔いたしませんか？今ならまだ引き返せますし…。」
私の髪を優しく撫でる。

「黒田っ！」
私は、黒田を首もとへしがみついた。
黒田の存在感のあるものが、私の狭い入り口をこじ開けるように入ってくる。

「……っう…ぅ……。」
「お嬢様…っ…力を……。」
痛みを感じつつも、心が満たされるような感覚を覚えた。

「った！……んぅ！」
「お嬢様。今日は痛みが強いですが…っく…我慢出来ますか………っ？」
「黒田…私嬉しいの…。黒田が好きだから…！」
ギリギリと奥まで入ってきた黒田は、ゆっくりと動かし始める。
「…っぅ！……んん！私に気にしないで！黒田…気持ちよくなって…！！」
「くっ！何を…仰いますか…お嬢様も気持ちよくなっていただかなければ…っはっ…！しかし、中がキツすぎて長くもちそうにない…っ！！」
ーグシュ…ぐちゅー
黒田は、クリトリスを刺激し、私に快感を与える。
痛みと快感におかしくなりそうだ。

「ああっ！…いっ！…ふ…んんっ！」
「お嬢様…スゴく素敵だ。この肌も香も表情も…。
　私の腕の中でこんなにも、乱れている…綺麗ですよ。」

ーパン！パン！パン！ぐしゅ！ぐちゃっ！ー

「っあー！んぁ…っは！くろ…だぁ…んんん！」
「どんどん締め付けてきますね…イキそうなのですか？」
「あっ！んん！黒田っ！私…イっちゃうかも…っ！！」