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第3章 闇

悠の手が私の身体の上を滑る。
「あっ…！」
「クスクス…可愛い声だ…。」
服がはだけ、乳房が露わになる。
「や…恥ずかしい…。」
「恥ずかしがることはないよ。大人になったんだね。……雅？」

ーぴちゅ…くちゅ…ー

「んん…。はぁ…っ！！」

ーじゅるっ！ぴちゃ…ー

「ああっ！！んん…。」

こうやって、今までも女を抱いてきたのだろうか…。
私の心が曇ってくる。

「悠…っ…。っん…。……ふ…。」
私の身体を夢中で愛撫している悠は、はっとした顔をする。
「雅…？どうしたんだい？…涙が……。嫌だったかい？」
「違う…！私は…ダメ…嫉妬してしまう…。悠のこと知っているから…。今までも…私を抱くようにしてたのかと思うと…心が苦しくなって…。」
「雅…。すまない。僕の気持ちを紛らわす為…全ては雅と重ねていたんだよ…。こんなこと言っても…信じてもらえないと思うが…。」

私と重ねていた？

「悠…あぁ…。ごめんなさい。あなたが愛おしいわ…。
　何も…考えられなくして…。」
悠の瞳が真っ赤になっている。
「雅…。……雅！！」
私の名前を何度も呼ぶ。
「んぁ…っ！はあぁっ！」
「もう、何も考えられなく…してあげるからね。……っと！」

下着を全てとられ、脚を広げられ恥ずかしい格好になる。

「悠…っ！！」
「あぁ…綺麗だ。雅の声も身体も全て僕を狂わせる。誘ってくる…。」

ーぴちゃ…ー

「っあああっ！！」
身体がのけぞり、電流が流れるような感覚。

ーくぷ…ぴちゅ…ぴちゃー

「ふっ！あっ！んっ！！」
「すごく腫れてきた…。んん……っ…。」
「あっ！そんなにっ！吸っちゃ…！！ん！」

ーじゅるっ！くちゅっ！ー

「あ…！」
「すごく濡れているよ？すぐ…入ってしまったね。」
悠のしなやかな指が私の中に入ってくる。
「ああ…。んん！」
「熱いね…。まだ狭いかな…？ゆっくり、広げていこうね…。大丈夫…力抜いて…。」
悠の全てが優しい。
愛撫、眼差し、声全てが。