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くちなし
第6章 偶
いざ、働いてみると仕事はこんなに大変なのかと思い知らされる。

「…数はこれで合ってるよね?」
「雅ちゃーん!僕も確認したけど、良さそうだね!バッチリ!いやー。どんなにたくさんいるんだって話だよ…。今日の御一行様は、大所帯だね!」

昴は、なかなか手際よく仕事をこなしてくれる。

「昴くん頼もしいね!」

「え!それ…僕を褒めてくれてるの??…嬉しー!」

ーぎゅうー

「ちょ!やめて!恥ずかしいし、仕事中!」

「えぇ?ケチー!少しはぁ…僕を楽しませてよっ!」

着物の間から手が滑りこんでくる。

「…っつ!!」

「あぁ…本当かわいい。その表情反則…。」

ーガタン!ー

「「…?!」」

私たちは体を離す。

「痛ーい!晃さーん!」

ひかる達だった。どうやら、食事を運んで来たようだ。

「足大丈夫かい?少し座ってて?私が並べるから。」

「ひかる大丈夫?私も手伝うから大丈夫だよ!」

晃が持ってきた食事をひかる以外で並べる。

「おっけーい!後は、御一行様がけるだけだな!」

女将が最終チェックをするために、宴会場へとやってきた。

「まぁ…!すごく綺麗に出来てるわ!あなた達素晴らしい!
 そう…特別ボーナス付きにするわね!
 宴会場のサービスもよろしくね!」

上機嫌で宴会場を去って行った。


「うそ…。まだあんの??」
絶望的な顔をする昴。

「楽しそうじゃない!やってみましょう!」

「本当にさぁー。雅ちゃんってお嬢様って性格じゃないよね…。まぁ、そこが魅力的なんだけどさ!」

18時を過ぎると、宴会場に客が流れ込んでくる。
大手企業の社員旅行らしい。
女性社員の会話が聞こえた。

「社長って…本当に今までどこにいたんだろうね!」
「まだ、私も見たことないの!」
「噂によると、ちょーイケメンらしいよ!」
「きゃ!どーしよ!」

なんだか、旅行ともありすごく楽しそうだ。
そんな客の顔をみると、私まで嬉しくなった。


「雅ー。なんか、社長さんイケメンらしいね!」
コソッと私に耳打ちしてくるひかる。
「ふふ!そうだね。社長の話でもちきりだね!」

するとある女性社員が言った。
「ね!あの人…社長だよ…!!!」
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