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くちなし
第8章 代
ーちゅく…ちゅぱっー

「あぁっ!」

「雅…。」

同時に攻められ、背中が弓のように仰け反る。

ースル…ー

目隠しを外されると、熱い眼差しの悠がいる。

「…いやらしい顔…。」
そう言うと悠の頬を撫でる。

「雅もね…。感じてたのかな?
 まだ、こんなに明るいね…。全部見えてしまうよ?」

「だって…悠が、するから……。恥ずかし…。」

視線を逸らすと、顎をもたれキスをされる。

「…っ……。僕の指と舌に身体が反応してるよ?
 クスクス…。もう…こんなに濡れてる。…ほら。」

悠のしなやかな指先が光る。
わざと見せられ、羞恥心が生まれる。

「やだ…。」

「身体は、素直だね。感じたままの反応を見せる。
 嫌じゃないよね…?クスクス…腕かしてごらん?」

スルスルと手首を縛られる。

「な…に?」

「何って、見ての通りだよ。快感に耐えられなくなって、雅が逃げ出さないように…ね?」

意地悪な笑みを浮かべ、雅の足元へ移動していく。
悠のサラサラとした髪の毛が内股に触れる。

「…すごく…いやらしく光ってるよ?…ここ。」

ーくちっ…ー

割れ目を広げられる音がする。

「や!やだ!恥ずかしい!」

「ふふっ…大丈夫。綺麗だよ。ここ、腫れてるよ。
 ……ん?」

ーくちゅっ!くちゅ!ー

「あっ!ふぁ…っ!」

細い指先で私の蕾を刺激する。
その快感は、雅をより大胆にさせた。

「あんっ!…もっと…触って…!」

「そんなに、焦らないでおくれ。
 黒田のことなんか、忘れるくらい気持ちよくしてあげるよ…??クスクス…」
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