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目が覚めたら。
第6章 変態王子が暴走しました。2
  
 


◇◇◇



 誰もいない小教室――。


 入った早々にあたしの唇を奪い、もどかしそうに膨らんだ股間をあたしの秘部に擦りつけてくるナツ。


 あたしの提案を受けたナツは、売店に行く前にあたしの体でイキたくてたまらなくなってしまったらしい。

 外したベルト。下げたズボン。取り出したナツのモノを手で触った瞬間、ナツは暴発した。かなり切羽詰まっていたらしい。


 泣きそうな顔にきゅんとくる。


「はい、1回ね」


 まだどくどくと飛ばす精液を、あたしは口に入れて飲み込んだ。

 勿体ない、こんなに甘くておいしいのに、無駄に散らせたくない。


「しーちゃん、これはノーカウントで……」

「だめ。1回は1回」

「だって下のお口で2回のはず」

「ナーツ。あたしは、"あたしの体"と言ったのよ? 手も口もあたしの体」

「そんな……」

「嫌? あたしの上のお口は嫌い?」


 あたしは床にナツを押し倒して、ナツの両足を割るようにして座り込んだ。



「……っ、し、しーちゃん……」

「ナツ、凄い……。2回目なのに、とってもおいしそうに固くなってきた」


 恥じらうようなナツの柔らかいモノを両手で包み、その陰茎に唇で食むような優しいキスを何度か与えれば、みるみるうちに力が漲(みなぎ)り勃ちあがる。

 根元から先までなぞり上げる舌の愛撫に切り替えれば、ナツからため息のような色っぽい声が漏れる。


「っ……、ぁっ……」


 それを合図に、前回ナツが悦んでいた……張り出た先端の部分をぐるりと回すように舐めれば、可愛いナツの内股がふるふると震え、足先に力が入ったのがわかる。


「……っ、しーちゃん、それだめ……」

「ナツ……。もうビクビクいってる。イきそうなの?」


 小動物のような愛らしさを見せる彼は、身長180cmある10等身の持ち主。

 可愛いという表現が似合う外貌や年齢でもないけれど、ナツのこうした無防備な姿は、実にあたしの昂奮をそそる。


 冗談抜きにして、ナツのはやはり甘く、熱い蜂蜜の棒を舐めている気分だ。



 ミルクティー色の柔らかな髪をふわふわと揺らしながら、鞄を枕に悶えるナツは、苦しそうに閉じていたその目を薄く開けた。

 長い睫毛に縁取られたアーモンド型の茶色い瞳。

 情欲の炎をちらちらと揺らして、潤んでいる。
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