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第6章 変態王子が暴走しました。2

　
「んん……しーちゃ……んんっ」

「ああんっ、ナツ……はっ、んっ、やっ……だめっ」


　転がされ甘噛みされ、硬く勃ちあがる胸の蕾。

　じんじんして体の疼きを強めていく。


　邪魔されない環境のためか、ナツの心に絆されたためか、あたしの喘ぎ声は大きかった。


「ふふふ、ようやく可愛い啼き声を聞けた。声を我慢して震えるしーちゃんも可愛いけど、やっぱり大きく乱れるしーちゃんも好きだ」


　中央に寄せられ揉みしだかれる両胸。


「生きて動いているって……本当に素晴らしいね」


　リズミカルに、時に乱れた律動で……あたしの反応を見ながら、ナツは嬉しそうに攻めてくる。


「ナツ、ぁぁん、ナツ、は……ぅっ、んんっ…」


「すごく気持ちよさそう。しーちゃん、ここの蕾をこうやって強くちゅうちゅうされるのが好きなんだよね？　ん……んんっ、どう？」


　多少の痛みを交えて、音をたてて吸い付かれる蕾。


「あんっ、ふぁ……っ、気持ち……いいっ」


　あたしはナツの後頭部に手を差し込んでむちゃくちゃに髪を弄り、反対の手を大きく動かしてしまう。

　
「こらっ、駄目。そういうことされると……僕、挿れたくなるでしょう？」


　無意識に、ナツの膨らみを掌で弄んでしまう。

　その手を恋人握りにさせて遠ざけると、ナツはそのままショーツをつけたままのあたしの秘部に、膨らみを押しつけるように摩擦してくる。



　蘇る、書庫での擦り合い。

　あの熱さも痺れもないのが、もどかしい。物足りない。

　こんな布地越しではなく、直のナツを感じたくてたまらない。


　
「ねぇ、こうやって……しーちゃんのココに挿れたくなってしまうでしょう？」


　
　ナツがあたしの足を広げて、トン、トンと……下着越し、大きく膨らんだ股間で秘部をノックする。


「ん……っ」


　呼応するように自分から腰を動かして、より密着を望むあたしに、ナツの濡れた目はゆっくりと細められ、苦悶しているように眉間に皺が寄る。


「気持ちいいの？　しーちゃん、ねぇ……」

　
　乱れたナツの息に、秘部からとろりと蜜が溢れた。