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目が覚めたら。
第6章 変態王子が暴走しました。2
 

 最終的な結合を模した睦み合いに、煽られるだけ煽られ続けた劣情は、ナツの熱さを直接的に感じる秘部が、蕩けるような快感を広げていく。

 一点に集中したナツの熱が、あたしの熱が……体中に甘い痺れを疾走させる。


「ふ……ぁっ、ナツ、あぁぁぁん、もっと……もっと擦りつけて」

「あぁ……こう? しーちゃん……昂奮が伝わってくる。すごいね、感じてるの? 僕と直接擦りあいするの、好き?」

「ん……んんっ。好き、好き……ああ、ナツ、そこ駄目、あぁ……」

「挿れないけど……だけど入り口は堪能させて。ああ、挿れたいね、ここの奥に挿れたいね……」

「んん、んんんっ、それ以上は駄目。ナツ、はぅぅぅっ」

「こんな入り口なのに、僕も気持ちがイイ。ああ、たまらないね。本当に……しーちゃんもこんなに我慢してくれてるのに……ああ、ごめんね、ごめんね、しーちゃん。挿れてあげることができない、不甲斐ない僕でごめん」


 入り口から入ろうと浅く尖端だけ突きながらも、滑り落ちるようにして、周辺をぐるぐると擦られる。

 その度に聞こえる、まるで溢れる蜜に溺れているかのような……ぱしゃぱしゃとした水音が卑猥で、さらに昂奮を煽り立てる。


「だけど……僕は生きてるから、だから挿れられる強さをつけられるから。待っててね、しーちゃん……その時は、奥まで突いてあげるからね」


 ぐりぐりと強く、つんつんと軽く。

 ナツのモノ全体を滑らすようにしたりと、ナツの攻めは多彩で。


「ナツ……ナカだけがすべてじゃないよ。これだけで気持ちいいの……。ナツのモノ……あたし好きだよ? だから……」

「ありがとうしーちゃん。だけど僕のモノより僕を好きになって?」

「ナツだから……はぁぁんっ、ナツのモノもっ、好き……なんだよ? 好き、なのは……昔と、んんっ……変わら、ない……よ?」

「……昔と同じか。だったら僕はがんばらなくちゃ。大人だから出来ることを。12年、待ってたんだからね、僕はっ!」


 ナツは力強く、早く腰を動かし始めた。

 秘部に走る摩擦熱。生まれる快感の波にあたしはナツの首に両手を回して、喘いでしまう。
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