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目が覚めたら。
第7章 鬼畜帝王が暴走しました。


 ハル兄は片手で苛立ったように片方の乳房を震わせ、時折爪で赤く尖った蕾を弾いて刺激を与えてくる。

 同時にもう片方の乳房には、ハル兄の舌がもどかしげな乳輪をなぞり、歯でその中心を噛みついてくる。


「あああっ、だめ、波瑠、それだめぇぇぇぇっ」


 びくびくと体を震わせて快感を訴えるあたしの前で、ハル兄は目を細めながら空いた手で白衣を脱いで放り捨て、黒いブラウスのボタンをすべて外していた。


 垣間見えるのは、男らしい逞しい胸板。

 よく鍛えられた、筋肉質の胸。


 それだけで強烈なオスのフェロモンにくらくらするというのに、ハル兄は覆いをすべて取り去り、自らの精悍すぎる体を見せつける。


「目をそらすな。俺を……見ろ。お前には俺のすべて見せてやる」


 あたしの上に跨がりながら、帝王は挑発的な眼差しであたしを見下ろした。



「お前は……この俺を思い出して、オナってたんだぞ?」



 突然投下された爆弾。


 あたしの顔は羞恥にぼっと赤く染まる。

 忘れていたわけではないけれど、忘れたい過去――。




「忘れさせてはやんねえぞ――」



 見透かしたようにハル兄は笑った。



「あの時お前は……俺が欲しいと思ったんだろ? オトコとして、俺を感じてたんだろ? 感じたいと思ったんだろ?

なぁ、あの体の衝動と共に、心も衝動的になれ」



 そしてハル兄は、焦れたように目を細めた。



「俺に堕ちろ、静流」

 

 だめだ、震える。

 あたしの細胞が震えてしまう。
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