この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
目が覚めたら。
第7章 鬼畜帝王が暴走しました。
「はぁ……」
大きなため息が下から聞こえた。
怒られるのだろう。
呆れられるのだろう。
あたしはただの馬鹿だ、アホタレだ。
泣きたくなってきた。
ハル兄に気持ちよくなって欲しかったのに。
ただ純粋にそれだけでしていたことだったのに。
「お前さ……」
しょんぼりと俯いたあたしは、罵られるのを覚悟で涙目でハル兄を見た。
掻き毟っていたらしい……乱れた髪を手で掻き上げたハル兄の顔は――。
「マジ……可愛すぎなんだけど」
……真っ赤だった。
「俺思ってオナっているだけじゃなく、俺と一緒に感じてイクってなに?」
首筋まで真っ赤だった。
「すげぇ……愛されている気がするんだけど」
帝王が。
今は狩りはお休み中の、オンナを食い荒らし続けて、しかもオトコとして超最低な信条を3つも持つオトコが。
「なんだよ、それ……反則だって! お前俺を……どうしてぇんだよ。俺の心臓破裂させる気か!? それとも俺の体を熱で溶かすつもりか!?」
真っ赤っか。
帝王、アナタの方こそ、その可愛さは反則です――。
「この鬼畜っ!」
……らしいです、あたしは。
大きなため息が下から聞こえた。
怒られるのだろう。
呆れられるのだろう。
あたしはただの馬鹿だ、アホタレだ。
泣きたくなってきた。
ハル兄に気持ちよくなって欲しかったのに。
ただ純粋にそれだけでしていたことだったのに。
「お前さ……」
しょんぼりと俯いたあたしは、罵られるのを覚悟で涙目でハル兄を見た。
掻き毟っていたらしい……乱れた髪を手で掻き上げたハル兄の顔は――。
「マジ……可愛すぎなんだけど」
……真っ赤だった。
「俺思ってオナっているだけじゃなく、俺と一緒に感じてイクってなに?」
首筋まで真っ赤だった。
「すげぇ……愛されている気がするんだけど」
帝王が。
今は狩りはお休み中の、オンナを食い荒らし続けて、しかもオトコとして超最低な信条を3つも持つオトコが。
「なんだよ、それ……反則だって! お前俺を……どうしてぇんだよ。俺の心臓破裂させる気か!? それとも俺の体を熱で溶かすつもりか!?」
真っ赤っか。
帝王、アナタの方こそ、その可愛さは反則です――。
「この鬼畜っ!」
……らしいです、あたしは。