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第7章 鬼畜帝王が暴走しました。

　
「ああっ、波瑠……そこ、んんっ……」


　両足の間にあるハル兄の熱さ。

　あたしの秘部の中に押し入ろうと動くソレ。


　静かにだけど確かに、どくりどくりと息づいているのを感じて、凄く嬉しくなった。

　最初の時とは比べ物にはならない膨らみ方だけれど、今回あたしが手でも口でも駄目だったふにゃふにゃさに比べれば、復活の兆しはある。


　そう思ったら、ハル兄に触れるあたしの花唇が熱く潤う。

　深層に招き入れたいと、ひくついているのがわかる。


「そんなに……欲しいか、俺の」


　敏感に察したらしいハル兄が甘やかな声を、鼓膜の奥に震わせた。


「好きか、俺の」


　くりくりと捏ねられる胸の蕾に仰け反りながら、あたしは言う。


「好き。波瑠のだから好き」　


　するとハル兄のがびくっと震えたと思うと、あたしの唇を奪う。

　あたしを見下ろすその眼差しは、とろりと甘くとろけていた。



「可愛いこと、言うんじゃねぇよ。ホントお前、持ち上げてたたき落として……俺をどうしたいんだよ」


　そしてハル兄は、あたしの片足を垂直に曲げるように膝裏を掬い上げながら、ぐっぐっと腰を突くように動かし、秘部同士をさらにぶつけ合い、密着させるようにしてくる。

　ぐちゃぐちゃと卑猥な音が響き渡る。


「ああっ、なにそれ、あああっいいっ、気持ち……いい。波瑠の……気持ちいい」


　さらなる強い刺激を求めて、喘ぐあたしも自ら腰を振る。

　摩擦により熱くなるあたし達の秘部。恥毛が擦れ合い火を吹きそうで。


「あっ……これだけでも、たまんねぇな……」


　ハル兄から漏れる艶めかしい呼吸が耳に聞こえたあたしは、ぞくぞくとした昂奮に肌を粟立たせた。


「二番煎じ……っていうのが気には喰わねぇが、んなこと拘ってる余裕がねぇ。お前に触れたくて仕方がねぇんだよ」


　大きな舌はあたしの耳殻を濡れた音をたてて舐めていく。



「お前が……愛おしい」


　声音の刺激に、ぶるぶるとあたしは身を震わせた。