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目が覚めたら。
第7章 鬼畜帝王が暴走しました。
「あっあっ、あああっ、いぃ…っ、んっ、ああ、ぁぁああっ」
激しくなる擦り合い。
質量を増していくハル兄のもの。
擦れれば擦れるほどに、その激しさにあたしは悶えて啼き叫ぶ。
そんなあたしを優しく見つめながら、ハル兄はふっと笑いを浮かべると、依然激しい腰振りながらもあたしの頬に絡む黒髪を手で溶かし、何度も何度も啄む様なキスを落とす。
そして苦しげに眉間に皺を刻んで、乱れた呼吸をした後なにかを叫ぶ。
「クソっ!! やべぇくらい、お前に溺れてる。少しでも……"抱く"状況になれば欲も静まるかと思ったが……逆だ。引き摺られ、煽られてる……」
ハル兄はあたしの曲げた片足を天井に向けて伸ばすと、その足に手を巻き付かせて自らの体を起こし、より激しくあたしの足の付け根目がけて腰の抽送を始める。
動きがより強く早いものとなり、角度が変わったことで、それまでもどかしい熱を加えられていたあたしのイイトコロが、急激な快感を生じさせる。
「波瑠、波瑠、あああっ、気持ちよくて……ああっ、変に…なる。波瑠っ、こんなこと……他のひとに……してたの……?」
快感の最中に芽生えた小さな棘は、口にすると大きなものとなる。
心の痛みにほろほろと涙をこぼすと、ハル兄がたまらないといったように頭を左右に大きく振り、あたしの唇から舌をねじ込ませ……荒く性急に舌を絡めて、吸い上げてきた。
「お前……なに言ってんだよ」
悲痛な声と同時に、あたしの秘部にあたるハル兄のものが脈動した。
「そんな可愛いこと言われると、自惚れて……お前を我慢……出来なくなるだろっ!?」
泣き出しそうなその顔は、真っ赤で。