この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第8章 鬼畜帝王が暴走しました。2
 

 しかし意外にもハル兄は困惑した表情を見せた。


「……回復が早すぎなのと、勃起が異常なんだけど」


 やけに苦しそうな呼吸とともに、訝しげな声が耳もとに響く。


「早すぎ? 異常?」

「あぁ。お前に"好き"と言われた時100%戻った感じはあったが、その衝撃の度合いがうなぎ登りっていうのは、どうも腑に落ちねぇ」

「す、"好き"は忘れて……」

「忘れねぇよ。お前が俺思ってオナったことと、濡らしたことと、好きといったこと。この三つだけは絶対忘れねぇ。俺様の三種の神器だ」

「全部忘れて欲しいのに……」

「だから。俺は嬉しかったの、すべて」


 ちゅっ。

 尖るあたしの唇にキスが落とされる。


「俺をオトコとして意識してんだろ? なぁ、俺とこういうこと、してぇんだろ?」


 ゆらゆらとハル兄が揺れる度に、あたしの秘部が悦んだようにきゅっとなる。それが恥ずかしくてもじもじすると、逆に擦りつけてしまったようで。


「――っ!? お、お前……」


 ハル兄が、甘い声を漏らしながら、上気した顔をとろりと蕩けさせる。

 はぁはぁと喘ぐように息をするハル兄。


 え、ハル兄感じちゃったの?

 そんなハル兄は、ますます色っぽくてたまらない。


「なぁ、俺……やっぱ変かも」

「変? そうかな」


 ハル兄の、快調に漲るモノをおずおずと擦るように触ってみれば、


「あっ……」


 突如、大きな悩ましげな声をあげてハル兄が反り返った。


 ん?


 少しばかり、かなり太すぎるモノをにぎにぎとしてみたら、


「馬鹿、やめ……っ、くっ……」


 ハル兄が乱れた。


 え?

 なんで?


 そして、ハル兄は詰るような光を湛えた涙目を向け、パンパンパンと三回もあたしの手をはたき、ハル兄のモノを取り上げてしまった。
/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ