この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第8章 鬼畜帝王が暴走しました。2
 

「あたしがお礼を言ったのは、そっちじゃなくて……。あれ?」

「……黙ってろ」

「顔や首が真っ赤……」

「見て見ぬふりしろよ!! 湯が熱ぃんだよ。だから赤いだけだ。ああ、本当に……ひとがせっかくお前いたわって優しくって思ってたのに、ああ本当……っ」


 真っ赤な顔を見せまいと、がぶりとあたしの胸にかじりつくハル兄。

 緩やかな律動が力強くなり、湯の音が大きくなっていく。


 だけど、心のどこかで不安が出てきた。

 そうだ。思いきり、ハル兄はあたしを食べられない。


 淫魔は……出てくるのだろうか。

 あたしが快感を覚えるたびに、邪魔をする淫魔は。


「淫魔は……今は出てこねぇよ。許容量以上の精液、食わせてやったんだ」


 ハル兄は、声を乱しながら、あたしの胸と尻を強く揉みしだきつつ、腰を突き上げてくる。


「ん……あぁっ、で、でも……」


「12年、研究してんだ、俺は。Sホルモンを鎮静するだけの精液の量を。まさかこの年で俺が、それ以上の精液ぶっかけられるとは……嬉しい誤算だったが……」



 腰を回すようにして突き上げてくる。


 ああ、気持ちよくてたまらない。



「だから……今はなにも考えずに俺に抱かれろ」


 ハル兄の目が、捕食者のものとなる。



「一緒に、イクぞ……?

愛し合う、恋人同士のように……」



 ハル兄は、あたしの唇に軽くキスを落とすと、あたしの腰を掴み直し、その腰を大きく揺さぶりながら、ガツンガツンと突いてきた。



「ハル……波瑠っ、あ、あああんっ、ああああんっ」

「お前……ここだったよな、ここがいいんだったよな……?」


 ぐりぐりとあたるその部分が気持ちよくて、あたしは波瑠兄の肩に噛みつきながら、身悶える。

 するとあたしの耳に舌を忙しく這わし、舐め上げながら、荒い呼吸をあたしの鼓膜に響かせてくる。


「あぁ……静流、俺も……気持ちいい……」
/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ