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目が覚めたら。
第9章 変態王子様の奮闘
そしてやがてくる、待ちに待った二戦目の最終――。
次に進める3枠のうちの空いた1枠を巡って、あたし達を含めて同点の5組が争うことになった。
これが終わればあたしは、念願のパンツを穿くことができる。
二戦目が終了しても、間違えた時のペナルティは必ずしなければならないとメタボ司会者は、先に言い放った。
勝てば天国、負ければ地獄。
最終問題はあたしにとって、Dead or Alive?
受験以上の緊張感に包まれた最終問題。
つきつけられたのは――、
「これは難問中の難問DA~。これから発売予定のcherry girlsの試作品のふたつ。これの名前を、各10択の中からあててNE~」
記憶がある……クネクネ玩具。
そう、モモちゃんが開発してナツに渡し、あたしに使われたあの卑猥な玩具だ。
よし、これはいける!!
「ブラボーモモちゃんっ!!」
両手を上に突きだして飛び跳ねて喜べば、モモちゃんが慌てて叫ぶ。
「下、下、下、下っ!!!」
やばい、ずり落ちる寸前だった。
嬉し恥ずかし、あたしが体感した玩具の名前。
さあさ、早く来いっ!!
そしてあたしは設問の解答パネルを見た。
『1.イカシテコロサズ
2.イカサズコロス
3.イカセズコロセズ
4.イカイカコロコロ
5.イカズニコロサレ
6.イッタラコロサズ
7.イカズニゴケ
8.イカサズコロサズ
9.イカシテコロス
10.イカシテコロセズ』