この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第9章 変態王子様の奮闘
 
 
「……。モモちゃんってさ、小学生の時の通知表の生活態度欄って、先生からなんて書かれてたの?」


「"品行方正、しかし協調性がないので養いましょう"」


 ごめん、なんてフォローしていいのかわからない。

 とにかくわかったことは、きっとモモちゃんが公衆の場で怒られたのは19年目にして初めてだろうことで。

 落込んでいるだろうから、ここはお姉さんが励まさなきゃ。


「モモちゃん、(怒られ)初体験おめでとう。これは誰でも通る道。これでようやくモモちゃんも(まともな)大人の仲間入りしたんだよ。

(たとえ人生初の挫折だとしても)あたしはちゃんと知っているからね、モモちゃんのイイト・コ・ロ」


 そうウインクして元気づけたのに。


「――っ!?」


 モモちゃんが沸騰した。


 え、なんで!?


「それ……未経験の俺への嫌味か? あんたお得意の羞恥プレイか?」

「へ?」

「それ、天然……なのか!?」


 やばい。なんだかよくわからないが、モモちゃんのダメージが大きくなってしまった。


 身体全体真っ赤っか、熟れたモモちゃんだ。


 チョイチョイ。


「あ、モモちゃん……」


 チョイチョイ。


「もう放って置いてくれよ。なんで俺ばかり……こんなにドキドキさせられるんだよ。俺ばかりあんたを意識して……、あんたはいつも余裕で……くそっ……、俺だってオトコとして……って、え?」


 さすが学習能力があるモモちゃんは、肩に置かれたその手を払いはしなかったものの、払った方がいいようと思われたそれは……ゆ~ちゃんの手。

 持っていたのが、マイクだったから。

/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ