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目が覚めたら。
第9章 変態王子様の奮闘
「次は下だね。ん……随分と小さいね。デザイン性があるといえばそれまでだけど、布が少なくて……。なにこの横の部分…殆ど紐……。僕以外のひとにしーちゃんの肌を見て貰いたくないんだけど……。だけどこれはかなきゃ、しーちゃんノーパンだし」
ぶちぶちひとりごちるナツは、こんどはあたしの秘部にあたる部分にべろべろと舌を大きく動かして舐め始めた。
わざと、あたしに意味ありげな目を向けることは忘れず。
生地を引っ張るように歯で引っ張り上げ、舌をくりくりと回す様は、あまりに淫猥で……、濡れきった秘部からまたとろりとなにかが溢れた。
ノーパンで溢れさせるのは辛く、わかられないように内股ですりすりしていれば、それが逆にナツに気づかれてしまったようだ。
「もぅ……。水着はしーちゃんの溢れるお蜜を処理するためのものじゃないんだからね? 吸収性に優れていて肌触りがいいのは、やっぱり股セレブ」
いつぞやあたしに差し出した、お肌に優しいティッシュは、卑猥なアイテム名に変わってしまったようで。
袋にドアップで映っているウサギさんがやけに哀れだ。
「波瑠兄がしーちゃんのおむつを変えたのなら、僕はしーちゃんの"拭き拭き係"になる。ふふふ、これでしーちゃん、老後も安心」
あたしの老後……。
あたしより先にまずはハル兄の方が介護が必要になる……なんて恐ろしいことは、決して本人の前では言わないようにしなくては。
36歳は繊細らしいし。
「ちょっ、ナツ。い、いい。自分で拭くから!!」
「いいんですよ、気にしないで下さい。は~い、お股開いて下さいね~」
抗するあたしをなんのその。
「はーい、じゃあ拭き拭きしますよ~? ああ、随分一杯溢れさせちゃいましたね。そんなに気持ちよかったんですか~? 拭いているだけなのにぴくぴくしないで下さい、拭き取っても拭き取ってもエンドレスになっちゃったら、時間切れでノーパンで出て行かないといけなくなりますよ~?」
「……っ」
器用に……そして巧妙に、あたしが感じる部分におイタを忘れずにしながら、なんとか拭き取られていく。
卑猥の犠牲になった鼻セ○ブ、丸々ひと袋分。
ごめんね、袋についているウサギさん。
恥ずかしくて、あたしもピョンピョン逃げ出したい。