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目が覚めたら。
第10章 変態王子様のご褒美
 

「ん……。食べて上げたいと言いたい処だけど……そこまでスカトロは極めていないから、ちょっと抵抗が…。だけど頑張れば、しーちゃんのなら食べられるかも……」

「駄目駄目駄目!! 頑張らなくてもいいから、あたしをおトイレに行かせて下さい!!」

「ん……、いいところなのに」


 ナツが口を離し、微妙な顔で深く考え込んでいる。


「しーちゃんは女の子なんです。ナツがしーちゃんを女の子と思っているのなら、う○ちをさせて下さい!!」


 ああ、なんであたし、う○ちを連発しているんだろう。

 お父さんお母さん、ここまではしたなくなってしまってごめんなさい。


「そしたら、ナッちゃんが思わずえっちな声を上げてしまうほどの絶頂感を味合わせて上げます!!」


 追いつめられれば、饒舌になる。

 なにを言っているのかもはやわからぬ頭は、とにかくこの場から逃げればすべてが丸く収まり、ナツもひとりになることで落ち着くだろうとあたしに訴えていた。


 これは妙案だぞ、シズル!!

 とにかくトイレに逃げろ!!

 トイレのシズルさんになれ!!


「ん……。トイレは窓がないから逃げれないよ?」


 逃げたいと思っていることがバレているけれど。


「逃げない逃げない、う○ちしたい」


 とにかくトイレへGO!!


「じゃわかった。じゃあすっきりしたら、僕に絶頂味合わせてね。……しーちゃんと一緒に、しーちゃんのナカで果てられる……」


 ……なんだかハードル高くなったけれど、トイレに行けば解決出来ると思ったあたしは、人としての理性を失わずにいてくれたナツの許しを得て、トイレに駆け込んだ。


 あたしは便器に座り考える。


 さあ、どうしよう?


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