この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第11章 鬼畜帝王が甘えました
 

 ナツが電話している時に、その呪文の正体は、かの有名なスターウォーズに出てくる何でも出来るロボットの名前だったらしいことを、モモちゃんから聞いた。小さい時にそれをテレビで見て感動を覚えたモモちゃんは、ぼっちの寂しさを埋めるために、お友達になって傍にいてくれるこんなロボットが欲しいと、そこから機械弄りを始めるようになったらしい。

 高IQだから幼稚園児でも、自分で作りだそうと思えるんだろう。あたしなら確実に、お金を出して買う側に回る。といっても、こんな庶民には手の届かない金額なんだろうけれど。

 ナツと出会ってからは、ロボット作りの必要性がなくなり、その情熱が卑猥な玩具作りに傾いたそうだが、なぜそっちの道にそれたのか、モモちゃんの精神構造を理解できない。

 ただ、モモちゃんは佐伯兄弟が出会ったことで、"才能の無駄遣い"をしているだろうことは、毎回しみじみと感じる。出会いって本当に大切だ。


――二日間の撮影!? 駄目です、僕げっそりしてふらふらですから。


 そう言うナツのお肌はつやつやで、死にかけていたあの目はどこへやら。随分と澄み渡り活き活きとして、いつもの倍増しの美貌だ。

 変態王子の兄君の帝王から助言を頂いた、あたしのこの……ナツのお尻に入って、くいくいと動いた中指が繰り出した、ドライが功を奏し、ナツは女が感じるあの凄まじい絶頂感を味わった挙げ句、意識だけではなく極度の疲労もすっ飛ばして眠っていたらしい。

 回復の早さはナツの若さもあるだろうれど、ピアノを弾く時か怒った時くらいしか使わなかったこの中指が、ナツの美貌を強めさせて元気にさせることが出来ただけでも、あたしはほくほくだ。
/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ