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目が覚めたら。
第11章 鬼畜帝王が甘えました
「なんだ…。あたしがハジメテだと思ったのに」
「ハジメテだよ、あんなに気持ちよかったの…。しーちゃんだから……僕、気持ちよかった」
とろとろと蕩けてくる瞳。可愛い顔から妖艶な顔に変わる様は見事だ。
「しーちゃんの下のお口だったら、どんなに気持ちいいだろうね。外側ですりすりしあっただけであんなに気持ちよかったんだもの、きゅうきゅうするしーちゃんのナカはどんなに気持ちいいんだろう……。えっちな音たてて、えっちな声出し合って……」
ナツの言葉に、あたしの子宮が想像して疼いてしまった。
「したいよ、しーちゃん」
ナツの熱っぽい目が、苦しげに細められる。
「しーちゃんを感じたいよ。一緒に気持ちよくなって、イキたいよ。キスしあって、手を繋ぎ合って……」
「ナツ……」
「もっとしーちゃんを感じるつもりだったのに。朝までしーちゃんを抱くつもりだったのに。なのになんで寝ちゃったんだろう……。僕が撮影から帰ってきたら、合宿の効果見せるから。今度こそ元気で、僕がずっと頑張ってきた成果を、しーちゃんの下のお口に……」
「だから、やめろって言うんだよ!!」
あたしとナツは、切れたモモちゃんに襟首を摘ままれて、レストランの外に連れ出された。
……それから始まる、モモちゃんのお説教。
レストラン前で正座して座らされるあたしの前に、仁王立ちのモモちゃん。