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目が覚めたら。
第11章 鬼畜帝王が甘えました
ぎらぎらとした挑発的な目であたしの表情を窺いながら、わざとくねくねと動かす舌でべろんとあたしの唇の表面を舐めると、意地悪そうに言った。
「シズ、シート汚したら今日は寝かせないからな」
「え……っ」
指は蜜を掻き出すように、いやらしい動きをしている。
……何度も言うが、運転しながら。
「や……ぅぅんん、ぁあ…駄目、運転中……っ」
「ああすげぇ。お前、垂れ流しかよ。ほら見てみろ、こんなになってるぞ」
ハル兄は勝ち誇ったように言いながら、蜜に塗れた指をあたしにみせ、べろんと舌でそれを舐めとった。
動物的な仕草なのに、挑発的な眼差しを見せながら、艶めかしく舌を這わせるその姿は、妙にセクシーで。
身体がカッと熱くなる。
「なんだよ、発情した顔をして。ここでオナるか? それともまた俺にイカされてぇ?」
「どちらも結構です!」
「こんなに垂らして?」
そう言うと、あたしの片足を突然たてた。
シートにあるのは、大きな染み……。
慌てて足で隠したがもう遅かった。ハル兄は目を細めて、あたしの耳をかぷりと甘噛みをしてから、囁いた。
「徹夜でセックス、決定」
「なっ……」
「俺がナツに抱かれろと折角言ってやったのに、ナツとしてこないお前が悪い。俺を煽り立てたツケを、お前が身体で払え」
「そんな……」
「嫌なのか? 身体はこんなに正直なのに?」
ハル兄の指が、弄っていた茂みから下りて、花裂を擦る。わざと粒を刺激するように。
潮を吹いた身体は、刺激に敏感になっていて、粒を掠めるような動きでも、大仰なほどに反応してしまう。
「はぁぁぁぅんっ、ハル兄、だめ……っ、手、駄目っ!!」
駄目駄目言ってハル兄の手を押しのけようとしても、あたしの腰が揺れて、ハル兄の刺激を欲しがっているのがわかる。
イきたい……。