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目が覚めたら。
第4章 鬼畜帝王は×××でした。
「ハル兄……」
苦しくて苦しくて、この苦しみを涙を滲ませてハル兄に訴えれば、ハル兄は強張った顔をしながら、あたしの頸動脈の脈拍をとり、頭を撫でた。
「お前のフェロモン具合を思えば、時間的にも精液切れは間違いない。頻脈、発汗が激しいな。Sホルモンの活性化により、アドレナリン系中枢神経、他ホルモンにも異常がでたか。……思った以上に、お前の体にはやべぇらしい。精液切れは。
いいぞ……指じゃねぇもん、代わりに挿れてやる。"応急処置"だ」
今まで指が入っていた場所に、ハル兄が片手で握る……灼熱のモノが押し当てられ、花芯に擦りつけられた。
あぁ……ハル兄のモノだ。
蜜で溢れる秘部で、ようやくハル兄を直接感じることが出来た感動。
卑猥な恰好のあたしに繋ごうとするハル兄のモノは、褐色の肌に見合うように、赤みがかったような浅黒い色をして、思わず見惚れてしまうほどに雄々しく反り立ち、それを早く迎え入れたいあたしのナカは、歓喜のようにきゅうきゅうと収縮し始める。
ご自慢のモノを手で操るハル兄があたしに向ける眼差しは、あまりに艶めかしく意味ありげすぎて、噎せ返るようなハル兄のフェロモンにくらくらする。乾きすぎた喉奥がさらにひりつき、肌が粟立っていく。
もはやあたしの意志をぶっ飛びすぎている。
男をよく知る別のあたしが、ハル兄のオスの部分と溶け合いたがってしかたがない。
「……いくぞ」
そして――。
「あっ……!?」
ぎちぎちとナカを押し開くように入ってくるのは――。
「指より……うまいだろう? オラ、ありがたく味わえ」
巨大なハル兄の肉棒。
赤黒い大きなモノが、あたしのナカに重苦しい水音をたてて消えて行く。
否、あたしが飲み込んでいく。
擦れ合う部分からは、淫汁がこぽりと卑猥な音をたて……その摩擦熱に、その気持ちよさに、気を持って行かれそうになる。
ああ、入ってくるよ。
ハル兄の……大きなモノが。
「あぁ……ハル兄が……入ってくる……っ」
あたしは引き攣った息をしながら、ハル兄にしがみついた。