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目が覚めたら。
第11章 鬼畜帝王が甘えました
「あぁ…やべ、今まで……自分からこねぇくせに、なんでセックス中は、大胆なんだよ……」
苦笑するハル兄がなんだか可愛くて、そのお鼻の頂きを舐めた。それだけで、あたしのナカをぎちぎちにして出入りする、ハル兄の肉棒は大きくなる。
EDは完全に治ったようで、絶倫ぶりを発揮する。
「ああ、ああああっ、んん…はあっ、はああ……あ……」
「おい、シズ!」
上る詰める最中でのぼせそうになってくたり始めたあたしに、ハル兄が取った行動は、行為をやめてあたしを部屋に寝かすではなく、とにかく迅速に外気が気持ちいいお隣のふたり分の広さの寝湯の部分に、結合したまま移動して、やはり結合したまま、あたしの後ろから抱きつくようにしてその膝の上にあたしをのせた。
目を落とせば結合部分が見えてしまうため、あたしは雄大な景色を見てのぼせを落ち着かせることにするが、胸を弄るこの手が! 下の茂みを掻き分けて前の粒を親指の腹で押しつぶすこの反対の手が! 耳を愛撫しながら、「なぁシズ、俺ずっと抜きたくねぇんだけど」を繰り返すこの口が! 不規則に動くこの腰が!
のぼせても現実の快楽を引き結ぶ。
これが現役医者の、のぼせ治療方法らしい。
「なあ、イキっぱなしのシズルちゃん……」
ハル兄の中でくるまっているあたしだが、やはり抜かれていない。
どれだけ絶倫なんだこの男。
「俺とお前の子供、孕まねぇ?」
突然、ハル兄の手がお腹を撫でた。
「お前の覚悟があるなら、俺…、お前の最奥に注ぎ続ける。何回も何回も、奥突いて、淫魔かわして。大嫌いなスッポンドリンクも飲む」
想像した。
ハル兄のを浴びせられたあの快感は、セックスとはまた違う快感がある。何回も奥を突かれるのを想像するだけで。
「……なに想像してんだよ」
繋がっている部分から、あたしの変化がわかってしまったらしい。