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目が覚めたら。
第4章 鬼畜帝王は×××でした。
「お前……確かここがいいんだろ? ……はっ、はっ……どうだ?」
ぐりぐりと膣壁の奥の部分を刺激するハル兄のモノ。
答える代わりに大きく乱れたあたしに、容赦なくハル兄は攻め込んでくる。
まるで切羽詰まっているかのように、眉間に皺を寄せた精悍なその顔は、いつもの余裕が見られない。汗を飛ばし、髪を乱して……オトコらしい喉もとを反らしながら、深く強く突いてくる。
ああ、この顔は好き。
タバコを吸う時みたいで、ドキドキしてしまう。
凄い音。
激しすぎる交わり。
「ああ、ハル兄……その奥。そこ、ああああっ、だめ、あああんっ、そこ、そこ……ああああんっ」
奥がいいのに、ハル兄のが微妙にあたらない。
もっと滅茶苦茶に貫いて欲しいのに、あと少しが足りない。
奥に、もっと奥に――っ!!
あたしは体でそれを訴える。
あたしも奥で受け止めようと、ハル兄に密着する。
「……ちっ、中々イカねぇのは、やはりナカでイカせるには子宮口しかねぇのか。ごりごりしてるこの奥に、イソギンチャクがあるんだな、きっと」
あたしの、想像力が乏しい頭が思うのならば、ハル兄の動きは回転しながら硬いところを穿とうとする、強力ドリルだ。
このひと凄い。凄すぎる。
「う、あっ、あああああああっ」
振り絞るあたしの声。ぶるぶる震える体。
「……くっ、これだけの速度と深さ入れても、奥が完全には開かねぇ。あのクソジジイ、中途半端に膜ぶち破った先を刺激して、どうやってイソギンチャクで昇天しやがったんだよっ! どうしてこの俺様が、そこまで行き着けずにいるんだよっ!!」
なにやらハル兄が怒り、呻いている。
「……シズ、まだイケねぇか? ……ちっ、この俺が一発で仕留められねぇとはな。角度を変えてみるか? くそっ、手強ぇな。こっちが……先にやられそうだ」
饒舌になることで、気を紛らわせているようにも思えた。