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蛇神様の花の宴
第4章 雪影とラッピング
「美鎖、今日は私たちとは接触禁止って言ってませんでしたっけ?」
雪影が優しい微笑みを浮かべながら、ゆっくりと首を傾けた。
銀色の髪がさらりと揺れる。
漂う冷気に、美鎖はぞくりとする。
「ご、ごめんなさい、その……」
「まぁいいですけどね。私が依頼をこなしている間、美鎖が他の二人と一緒なのは、いつものことですから」
刺のある言い方だ。
これはまずい。
美鎖は必死で話題をそらした。
「きょ、今日は祖母に何を頼まれたんですか?」