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蛇神様の花の宴
第4章 雪影とラッピング
「雨をなだめるようにと。最近少し多かったですからね。そんなことより、美鎖」

話題転換失敗。
雪影はゆっくりと美鎖の方へ近づいてくる。

「またお仕置きされたいみたいですね。もしかしてそれが狙いですか?」

雪影の瞳が妖しく光る。

「そっ、そんなことあるわけないじゃないですか!」

美鎖の顔から血の気が引いていく。
一方の雪影はずいぶん楽しそうだ。

「いいでしょう、ではこちらも期待に応えねばなりませんね」

ふふふ、と含みのある笑い方をして、雪影は美鎖の体に手を伸ばした。
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