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蛇神様の花の宴
第5章 バレンタインデー
「わぁ、可愛い!」
穂波がクッキーを手にとって歓声をあげる。
プレーン生地に、チョコレートで様々なデコレーションが施されている。
シンプルにチョコを全面に塗りつけたもの、家や音符などのイラストを描いたもの。
格子柄や渦巻き模様など。
特にハートマークが描かれたものが、穂波のお気に召したらしい。
「ふっふっふーん。見てこれ。僕のハートが一番大きいね。美鎖は三人の中で僕が一番好きってことだよね」
自信満々に微笑む穂波に、雪影が反論する。
「何を言っているんですか。お菓子の大きさは全体的に私の方が大きいです。これは私へたくさん気持ちを伝えたいという証拠です」
穂波がクッキーを手にとって歓声をあげる。
プレーン生地に、チョコレートで様々なデコレーションが施されている。
シンプルにチョコを全面に塗りつけたもの、家や音符などのイラストを描いたもの。
格子柄や渦巻き模様など。
特にハートマークが描かれたものが、穂波のお気に召したらしい。
「ふっふっふーん。見てこれ。僕のハートが一番大きいね。美鎖は三人の中で僕が一番好きってことだよね」
自信満々に微笑む穂波に、雪影が反論する。
「何を言っているんですか。お菓子の大きさは全体的に私の方が大きいです。これは私へたくさん気持ちを伝えたいという証拠です」