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限界Lovers
第11章 みなみの悩み、遥斗の想い
ーーーみなみにその話を聞いてから…俺は更に勉強にスパートをかけていた。
試験は年明け。
できることなら今年合格したい。
そしてみなみと…
「遥斗くん久しぶりだったね」
時は巡ってひい婆ちゃんの三回忌。
久しぶりに会う親戚のおばさんがニコニコ俺に話しかけた。
「ご無沙汰です」
「やだ、なんか大人になっちゃって!」
「十分大人ですよ」
「いくつになったの?」
「今年25です」
「あらやだ!遥斗くん25になるの!?」
オバちゃんという生き物は他人の成長が異常に早く感じるらしい。
おばさんは俺の年を聞いて大袈裟なほど驚いて見せた。
「一人暮らししてるんだっけ?」
「あ、いや…」
「それが生意気に彼女と住んでるの」
俺の言葉を遮るこの声は…
「まだ半人前の癖にねー」
俺の姉…
「えーっ!遥斗くん同棲!?」
「まあ…」
「あの遥斗くんがねぇ…彼女と同棲なんて」
ホホッとおばさんは頬を染めた。
そんな微笑ましい空気を切り裂くのはやはり姉で。
「同棲なんて結婚の責任を負いたくないだけのママゴトじゃない」
「…結婚も同棲もしないで実家にいる人にだけは言われたくねー言葉だな」
「あら、実家楽でいいもの。私は実家出る気はないわよ」
「姉貴がどこに住もうが勝手だけど、俺のことまで決めつけるなよ」
俺の言葉に姉貴はフンッと鼻で笑った。
「どうせダラダラ同棲して子供出来て仕方なく結婚するか、また下半身の虫が騒ぎ出して他の子に乗り換えるかの二択ね、アンタの場合」
「いや、結婚するから」
「へぇ…」
俺の言葉におばさんは目を丸くして姉貴は小馬鹿にしたような笑みを浮かべる。
「できれば来年中にでも」
「ほう…」
「相手の子は?いくつの子なの?同じ会社の子!?」
「いや…同僚とかじゃないんですけど…年は二十歳です」
「二十歳!?」
今度はさすがの姉貴も目を丸くした。
試験は年明け。
できることなら今年合格したい。
そしてみなみと…
「遥斗くん久しぶりだったね」
時は巡ってひい婆ちゃんの三回忌。
久しぶりに会う親戚のおばさんがニコニコ俺に話しかけた。
「ご無沙汰です」
「やだ、なんか大人になっちゃって!」
「十分大人ですよ」
「いくつになったの?」
「今年25です」
「あらやだ!遥斗くん25になるの!?」
オバちゃんという生き物は他人の成長が異常に早く感じるらしい。
おばさんは俺の年を聞いて大袈裟なほど驚いて見せた。
「一人暮らししてるんだっけ?」
「あ、いや…」
「それが生意気に彼女と住んでるの」
俺の言葉を遮るこの声は…
「まだ半人前の癖にねー」
俺の姉…
「えーっ!遥斗くん同棲!?」
「まあ…」
「あの遥斗くんがねぇ…彼女と同棲なんて」
ホホッとおばさんは頬を染めた。
そんな微笑ましい空気を切り裂くのはやはり姉で。
「同棲なんて結婚の責任を負いたくないだけのママゴトじゃない」
「…結婚も同棲もしないで実家にいる人にだけは言われたくねー言葉だな」
「あら、実家楽でいいもの。私は実家出る気はないわよ」
「姉貴がどこに住もうが勝手だけど、俺のことまで決めつけるなよ」
俺の言葉に姉貴はフンッと鼻で笑った。
「どうせダラダラ同棲して子供出来て仕方なく結婚するか、また下半身の虫が騒ぎ出して他の子に乗り換えるかの二択ね、アンタの場合」
「いや、結婚するから」
「へぇ…」
俺の言葉におばさんは目を丸くして姉貴は小馬鹿にしたような笑みを浮かべる。
「できれば来年中にでも」
「ほう…」
「相手の子は?いくつの子なの?同じ会社の子!?」
「いや…同僚とかじゃないんですけど…年は二十歳です」
「二十歳!?」
今度はさすがの姉貴も目を丸くした。