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限界Lovers
第1章 ふたりの日常
目が覚めると朝になっていて、隣に遥斗はいなかった。


「起きたか?」


声の方を見るとネクタイを締めている遥斗と目が合う。


「昨日の夕飯、朝食えよな」


「遥斗は?」


「俺食べた」


「………」



スーツ姿の遥斗、カッコいい。
胸をシーツで隠しながらのそりと起き上がって着替える遥斗を見ていた。



「……なーに見てんだよ」


ちょっと顔を赤らめた遥斗が私のところに来て鼻を摘まむ。


「だって…遥斗かっこいいんだもん」


シーツで目から下を隠して遥斗を見上げる。


仕事モードの遥斗は『大人』って感じで本当にかっこいい。
かっこよすぎて胸が痛くなってくる。


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