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限界Lovers
第13章 私の知らない彼の顔
「おーい!鈴っち!!今の子ナンパ!?」


「違う…」


「こんな美女二人連れてナンパはいかんだろ!?」


「だからナンパじゃ…」


力尽きた僕。まさに脱力。



「ホラ、高梨くんが鈴木くんにおっぱいボール買ってくれたから」


「……どうも」


小板橋さんから丸いボールが二つ入った紙袋をもらいなんかガッカリ。
手のひらに当たる突起が無意識に気になる自分にもまたガッカリだ。


「本物は全然違うけどね」


「………」


そんな僕を見てニヤリと笑う凛子さん。
…どうして凛子さんだけ名前呼びなのかって?



初めてバイトに入った日、僕は凛子さんと一緒だった。
その時、名字で呼ぶ僕に凛子さんが言ったんだ。


「私、名字で呼ばれるの嫌いなの。名前で呼んで」って…



凛子さんは人との距離が近い。
男女関係なくピッタリと人に寄り添う。


だから店長とそういう関係だとか、もう辞めたバイトの人とそういう関係だったとか…そういう噂が常にあるような人だ。


でも僕はあまり凛子さんのことを知らないから実際のところは分からない。


そんな凛子さんに対しての女性群の評判はよくないけど高梨くんの想い人、小板橋さんとだけは仲が良かった。


小柄でニコニコ愛想のいい小板橋さんと仲がいいくらいだから凛子さんだって本当はそんな人じゃないんだと思う。


「ねえねえ高梨くん、菜々お昼はお蕎麦がいい」


「菜々ちゃん渋くね!?」


「渋くないよー、ヒッドーイ!」



ポカスカ小板橋さんが高梨くんを叩いて高梨くんは楽しそう。


このまま上手くいくといいな…




ーーーーーそう、僕は田舎から上京してきた青年で純朴だった。



だからこの旅行の意味なんて知らずに純粋に二人に上手くいって欲しいと思っていたんだ…





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