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限界Lovers
第13章 私の知らない彼の顔
鈴木たちは少し待った後に俺たちの脇を通り過ぎて斜め前の席に通される。
…が、声がデカイ男のお陰で会話が丸聞こえ。
「いらっしゃいませ」
「オネーサン、お勧めの蕎麦どれ!?」
「天ざるがお勧めですよ」
「ブブーッ!オネーサン、『お薦めア、タ、シ』でしょ!?」
「はぁ…」
股ユルたちは大ウケで店員さんは困っている。
鈴木はと言えば…
チラッと様子を窺うとポーッとどこかにトリップしてる。
まるで頭に花でも咲いたかのように…
「…なんだアイツ」
四人組の荷物を見るに彼らも旅行なのだろう。
ここで会うということは行き先は同じかもしれない。
「…今回は心配するに及ばなかったってコトか」
それにしても舞い上がっている鈴木。
股ユルたちに脱童貞でもさせてもらうプランなのだろうか。
鈴木ご一行ばかりを気にしていたら食べ終わった皆はもう出るという。
「早いっすね」
「これからこの上の神社を参拝してくんだってさ」
「はぁ…」
何故か最後まで鈴木を気にして俺も靴を履き店を出た。
…が、声がデカイ男のお陰で会話が丸聞こえ。
「いらっしゃいませ」
「オネーサン、お勧めの蕎麦どれ!?」
「天ざるがお勧めですよ」
「ブブーッ!オネーサン、『お薦めア、タ、シ』でしょ!?」
「はぁ…」
股ユルたちは大ウケで店員さんは困っている。
鈴木はと言えば…
チラッと様子を窺うとポーッとどこかにトリップしてる。
まるで頭に花でも咲いたかのように…
「…なんだアイツ」
四人組の荷物を見るに彼らも旅行なのだろう。
ここで会うということは行き先は同じかもしれない。
「…今回は心配するに及ばなかったってコトか」
それにしても舞い上がっている鈴木。
股ユルたちに脱童貞でもさせてもらうプランなのだろうか。
鈴木ご一行ばかりを気にしていたら食べ終わった皆はもう出るという。
「早いっすね」
「これからこの上の神社を参拝してくんだってさ」
「はぁ…」
何故か最後まで鈴木を気にして俺も靴を履き店を出た。