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限界Lovers
第14章 刺客
…誰かがいる。
私に覆い被るその人は……遥斗?


でも遥斗より小さいような…


その「感覚」に意識がゆっくりと目覚めていく。


もう頭は痛くない。
気持ちも悪くない。


体だって軽くなってるし…



すると私の上の「遥斗」が浴衣の合わせをそっと開く。


「本当に綺麗な身体…」


ツツ…と指先が肌をなぞり淡い快感が走った。


「んっ…」


「フフっ、感じてる…可愛い」


首筋に唇が落ちてチュッ、チュッと肌を吸われた。


その感じは遥斗とは違う…


違う…


……違うよね?



まだ重い瞼を開くと目に飛び込んできたのは…



女の人?



「…起きた?」


その人は私の胸を揉みながら私の乳首を…



乳首を…



「!!!!」



私の乳首を口にくわえた。


「な、な、何をっ!?」


「何って?愛撫」


「〇@$%&¢●▲!?!?」


愛撫…


愛撫愛撫…


愛撫って遥斗にいつもされている!?


「フフっ、固くなった♪」


その人はペロペロと私の乳首を…


遥斗にしか触られたことも舐められたこともない私の乳首を……


「嫌あああ!」


「あん、暴れちゃダメ。外れちゃったじゃない」


お姉さんはすごい力で私を押さえつける。


「いい子にして?子ネコちゃん」


「私のおっぱいは遥斗のものなんですー!!!」




…っていうか…えっ?何この状況!!



全く意味が分からないんですけどーっ!!!




その時部屋のドアが開いて野太い声が入ってきた。



「あーん、いいお湯だったぁー」


「何よヨボヨボのジジイしかいないじゃない」


ガラッと襖が開いて入ってきたのは大きな図体をした…


「鈴之介!?」


「…小娘?」


目が合った途端お互い固まる私と鈴之介。
相変わらず意味が分からず鈴之介を見ていたら、ジワジワ怒りが込み上げた。



「ちょっと!これどういうことよ!!」


「そんなのこっちが聞きたいわよ!何でアンタがアタシの部屋で全裸でいるのよ」


「あらー、ママの知り合い?」


「知り合いってか同じアパートの駄犬よ」



何!?この集まりは…みんな知り合い?


オカマ、オカマ、レズ?


パニクりすぎておかしくなりそうな私。








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