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限界Lovers
第17章 看病しましょ
「…って訳で彼氏が風邪引いちゃったんですよね」


「ふうん…」


「私看病ってしたことないから…何してあげたら喜ぶんでしょう」


「喜ぶねぇ…彼氏のしてほしいことしてあげれば?」


「…彼氏はナース服で看病して欲しいって」


それを言ったら相談相手の志穂さんが陳列していた入浴剤を床に落としてばら蒔いた。


「あーあ、志穂さん何やってるんですか」


「それはこっちの台詞!ナース服って…しかも普通に言ってるし」


志穂さんと一緒に入浴剤を拾っていると手を止めた志穂さんが私に聞いた。


「みなみちゃんたちコスプレとかしてんの?」


「…遊び程度で」


「な…なんの衣装持ってるの?」


「えっと…ナースにメイドに女子高生に…あとミニスカポリスと白衣もあります」


「変態!」


「し、失礼な!」


「今度からみなみちゃんの彼はコスプレ王子と呼びます」


「そんな変な名前で呼ばないでください!」


志穂さんとふざけた言い合いをしてると店長が話しかけてきた。


「どうしたの?随分と驚いてたみたいだけど」


「店長!聞いてくださいよ!みなみちゃんたち変態…」


「志穂さん!?」


志穂さんの口を慌てて塞ぐと店長の後ろの女の人がクスクス笑っていることに気づいた。


「志穂ちゃんみなみちゃん、今度ウチに入るネイルサロンの店長さん」


「初めましてアユミです、よろしくおねがいしますね」


「こちらこそ」


ネイルサロンの店長さんは綺麗な人でニッコリと微笑んでいた。
…素敵な人だなって私は思った。



「こちらのスタッフさんには割引がありますから是非来てくださいね」


「アユミさんは店舗掛け持ちしてるからいつもいるわけじゃないそうだけど…同じ店内だから仲良くしてね」


ネイルサロンの店長さんと聞いて反射的に目が指先に。
…さすが「アユミさん」のネイルは私みたいな素人ネイルとは違って素敵だ。


じっと見ていた私にアユミさんは気づいたようで。


「ネイルは自分でするの?」


「あ、…はい」


「上手だからサロンは必要ないかしら」


「いえいえ!全然素人芸で」


「フフっ、たまには人にしてもらうのもいいものよ。興味があったら是非」


アユミさんはニコリと笑った。
その笑顔に何故だろう…親近感が湧いた。











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