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限界Lovers
第18章 デキちゃった?
そんなことがあった夜、帰宅すると家には灯りがついていなかった。
早番なはずのみなみ。
いつもなら夕飯の用意でもしているはずなのだが…
鍵を開け部屋に入ると人の気配がしない。
「ただいま、みなみ?」
リビングの電気をつけた。
明るくなった部屋にみなみはいない。
キッチンにもいない。
「みなみ」
そのまま寝室を開けるとベッドに膨らみをみつけほっとする。
「どうした?みなみ」
ベッドサイドに座って頭を撫でるとみなみが薄く目を開ける。
「遥斗?」
「どうした?」
「怠い…ごめん、ご飯作れなそう…」
「いいよそんな心配しなくたって。寝てろよ」
俺の手に安心したのだろうか。
さっきより穏やかな表情でみなみが頷く。
「みなみは?食欲ある?食べたいもんとかないか?」
「…酸っぱいもの」
「果物?グレープフルーツとか?」
「ん、レモンとか。あと甘くなくてキツい炭酸」
「レモン…炭酸…」
病人にしてはなかなかヘビーだ。
でもみなみが欲しいというなら地の果てまででも買いに行こう!
「分かった。ちょっと買ってくるから待ってろな」
「うん」
みなみは子供みたいに頷いた。
急いで着替えて駅前のスーパーに。
みなみの欲しいものと惣菜の弁当を買ってまた急いで家に帰る。
「ただいま」
みなみはまた寝ていた。
「みなみ、どうすればいい?レモン絞る?」
「…炭酸水に入れて欲しい」
「分かった」
ぎこちないながらいそいそとご要望のドリンクを作りみなみのもとへ。
「起きれるか?」
「うん」
「自分で飲めるか?飲ませてやろうか?」
「…飲めるよ」
両手でグラスを持ちコクンコクンとレモンソーダをみなみが飲む度喉が動いた。
…こんな時なのに白い喉にドキドキしてしまう。
「…ありがとう、ご馳走さま」
グラスを受け取り、熱でも計らせようと思っていると顔をしかめたみなみが急に口を押さえる。
「…ぎもぢわるい」
「えっ?」
「ぎもぢわるい」
そしてダッシュでトイレに駆け込んだ。
早番なはずのみなみ。
いつもなら夕飯の用意でもしているはずなのだが…
鍵を開け部屋に入ると人の気配がしない。
「ただいま、みなみ?」
リビングの電気をつけた。
明るくなった部屋にみなみはいない。
キッチンにもいない。
「みなみ」
そのまま寝室を開けるとベッドに膨らみをみつけほっとする。
「どうした?みなみ」
ベッドサイドに座って頭を撫でるとみなみが薄く目を開ける。
「遥斗?」
「どうした?」
「怠い…ごめん、ご飯作れなそう…」
「いいよそんな心配しなくたって。寝てろよ」
俺の手に安心したのだろうか。
さっきより穏やかな表情でみなみが頷く。
「みなみは?食欲ある?食べたいもんとかないか?」
「…酸っぱいもの」
「果物?グレープフルーツとか?」
「ん、レモンとか。あと甘くなくてキツい炭酸」
「レモン…炭酸…」
病人にしてはなかなかヘビーだ。
でもみなみが欲しいというなら地の果てまででも買いに行こう!
「分かった。ちょっと買ってくるから待ってろな」
「うん」
みなみは子供みたいに頷いた。
急いで着替えて駅前のスーパーに。
みなみの欲しいものと惣菜の弁当を買ってまた急いで家に帰る。
「ただいま」
みなみはまた寝ていた。
「みなみ、どうすればいい?レモン絞る?」
「…炭酸水に入れて欲しい」
「分かった」
ぎこちないながらいそいそとご要望のドリンクを作りみなみのもとへ。
「起きれるか?」
「うん」
「自分で飲めるか?飲ませてやろうか?」
「…飲めるよ」
両手でグラスを持ちコクンコクンとレモンソーダをみなみが飲む度喉が動いた。
…こんな時なのに白い喉にドキドキしてしまう。
「…ありがとう、ご馳走さま」
グラスを受け取り、熱でも計らせようと思っていると顔をしかめたみなみが急に口を押さえる。
「…ぎもぢわるい」
「えっ?」
「ぎもぢわるい」
そしてダッシュでトイレに駆け込んだ。