この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
限界Lovers
第20章 影の刺客
「遥斗のお姉さんがどうして…」
「私からしたら弟の彼女がどうして…って感じなんだけど、ここに来たのは偶然だし昨日偶然遥斗を見かけてね。先月…法事で遥斗に久しぶりに会ったら結婚するっていうから相手はどんな子なのかなーって」
「て…偵察…でも…」
一ノ瀬さんは目をキラキラさせて遠くを見つめた。
「結婚考えてくれてたって本当だったんだ!」
「………」
多分これは二人の世界よね。
苛々しそうだから突っ込むのはやめにしよう…
しばらくあちらの世界に行っていた一ノ瀬さんだけど突如ご帰還されたようで、思い出したように姿勢を正す。
「あの!ご挨拶が遅れましたがわたくし遥斗さんとお付き合いさせていただいております、一ノ瀬みなみと申します」
「うん、遅いしさっき書いてもらったし」
「は…はい」
「一ノ瀬さん、遥斗とどれくらい付き合ってるの?」
「二年です…」
「へー、アイツにしては頑張ってるじゃない」
でもつまみ食いはチョコチョコしてるんだろうけど。
「大変でしょ?遥斗。女にだらしないから」
「…全然だらしなくないですよ」
「へぇ…じゃあ変わったのかしら」
「………」
さっきの勢いはどこへやら。
一ノ瀬さんは黙ってしまった。
「高校時代なんて二股三股平気でしてたしその他に違う子も来てたし…お母さんなんて誰が誰だか分かんなくて名前間違えて呼んじゃって、それで二人が大喧嘩なんてこともあったわね」
「へぇ…」
「二股されてた子がうちに押し掛けてきて大騒動なんてこともあったし…本当トラブルメーカー」
「…そうなんですか」
「大学の時なんてもっと最悪!女遊びが落ち着いたと思ったらとんでもないのに引っ掛かっちゃってその女と半同棲までして・・・最後は振られたみたいだけど」
「………」
「軽いのよ遥斗は!その遥斗が急に結婚でしょ?なーんか信じられないってか心配ってか…ぶっちゃけあなた浮気とかされてない?」
「!」
私としては親切なつもりだったんだけど…
「されてないです」
「よーく探った方がいいかもよ?あなた人が良さそうだから…」
「されてない!」
突然大きな声を出されてびっくりした。
「私からしたら弟の彼女がどうして…って感じなんだけど、ここに来たのは偶然だし昨日偶然遥斗を見かけてね。先月…法事で遥斗に久しぶりに会ったら結婚するっていうから相手はどんな子なのかなーって」
「て…偵察…でも…」
一ノ瀬さんは目をキラキラさせて遠くを見つめた。
「結婚考えてくれてたって本当だったんだ!」
「………」
多分これは二人の世界よね。
苛々しそうだから突っ込むのはやめにしよう…
しばらくあちらの世界に行っていた一ノ瀬さんだけど突如ご帰還されたようで、思い出したように姿勢を正す。
「あの!ご挨拶が遅れましたがわたくし遥斗さんとお付き合いさせていただいております、一ノ瀬みなみと申します」
「うん、遅いしさっき書いてもらったし」
「は…はい」
「一ノ瀬さん、遥斗とどれくらい付き合ってるの?」
「二年です…」
「へー、アイツにしては頑張ってるじゃない」
でもつまみ食いはチョコチョコしてるんだろうけど。
「大変でしょ?遥斗。女にだらしないから」
「…全然だらしなくないですよ」
「へぇ…じゃあ変わったのかしら」
「………」
さっきの勢いはどこへやら。
一ノ瀬さんは黙ってしまった。
「高校時代なんて二股三股平気でしてたしその他に違う子も来てたし…お母さんなんて誰が誰だか分かんなくて名前間違えて呼んじゃって、それで二人が大喧嘩なんてこともあったわね」
「へぇ…」
「二股されてた子がうちに押し掛けてきて大騒動なんてこともあったし…本当トラブルメーカー」
「…そうなんですか」
「大学の時なんてもっと最悪!女遊びが落ち着いたと思ったらとんでもないのに引っ掛かっちゃってその女と半同棲までして・・・最後は振られたみたいだけど」
「………」
「軽いのよ遥斗は!その遥斗が急に結婚でしょ?なーんか信じられないってか心配ってか…ぶっちゃけあなた浮気とかされてない?」
「!」
私としては親切なつもりだったんだけど…
「されてないです」
「よーく探った方がいいかもよ?あなた人が良さそうだから…」
「されてない!」
突然大きな声を出されてびっくりした。