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限界Lovers
第21章 BBQパニック
「そんなにネイル嫌?たまに手伝ってくれるじゃない」
「ネイル自体は別に…それにみなみの爪に塗るのは楽しいから嫌いじゃない、派手なのはあんまり好きじゃないけど。…何ていうか…姉貴がネイリストなんだ。だからそういう意味では苦手…姉貴が苦手だから」
「!」
やっぱりアユミさん、お姉さんなんだ…
疑ってたわけじゃないけどどこかで嘘だったらって思ってた自分に気づいた。
「でも…すごく良かったよ。やっぱプロは違うね」
「みなみが良ければいいんだけど」
「………」
「…何か今日のみなみ変じゃねぇ?」
「えっ?」
「何かあったんだろ?どうした?」
「………」
遥斗はやっぱり良く見ていて私の不自然を見抜いてくれた。
でもアユミさんとの約束があるから下手に話すこともできない。
「何でもない…」
だんだんと遥斗の目も見れない。
向かい合った遥斗からの視線は痛いくらい感じるのに。
「明日会社のバーベキューだね」
「うん…そうだ、みなみ」
遥斗の声が真剣になった。
「高橋には気を付けろ」
「高橋…さん?」
「“ミューズ”だよ“ミューズ”!」
「ああ…」
「基本は俺の側に居ろな?」
相変わらず遥斗は心配性で、心配されればやっぱり嬉しい。
こんな一瞬でほだされるんだから遥斗の言う通り私って単純なのかも。
「…うん」
「何か一瞬で機嫌直ったな」
「!」
「何度も言うけど俺はみなみの笑顔が好きだから…みなみは何があっても笑ってろ?」
「……うん」
でも私が悩むのは大抵遥斗のことなんですけどね?
分かってるのかな…遥斗。
それからは普通に話ながら夕飯を食べて、先にお風呂に入っておいでという言葉に甘えたら食器を洗ってくれていて。
髪を乾かしたり肌の手入れをしてる間に遥斗がお風呂から上がって…
「明日は早いから寝るか」
そう遥斗は爽やかに言った。
……寝るの?
「おやすみ」
「…お、おやすみ」
そして本当に目を瞑る遥斗。
ねぇ、エッチは毎日じゃないの?
ねぇねぇ!?
…というのは心の声で。
スヤスヤ寝てる人に迫るほどの勇気、私にはまだない。
寂しいなぁ…
眠る遥斗を見つめながらまたさっきのモヤモヤが甦る。
「ネイル自体は別に…それにみなみの爪に塗るのは楽しいから嫌いじゃない、派手なのはあんまり好きじゃないけど。…何ていうか…姉貴がネイリストなんだ。だからそういう意味では苦手…姉貴が苦手だから」
「!」
やっぱりアユミさん、お姉さんなんだ…
疑ってたわけじゃないけどどこかで嘘だったらって思ってた自分に気づいた。
「でも…すごく良かったよ。やっぱプロは違うね」
「みなみが良ければいいんだけど」
「………」
「…何か今日のみなみ変じゃねぇ?」
「えっ?」
「何かあったんだろ?どうした?」
「………」
遥斗はやっぱり良く見ていて私の不自然を見抜いてくれた。
でもアユミさんとの約束があるから下手に話すこともできない。
「何でもない…」
だんだんと遥斗の目も見れない。
向かい合った遥斗からの視線は痛いくらい感じるのに。
「明日会社のバーベキューだね」
「うん…そうだ、みなみ」
遥斗の声が真剣になった。
「高橋には気を付けろ」
「高橋…さん?」
「“ミューズ”だよ“ミューズ”!」
「ああ…」
「基本は俺の側に居ろな?」
相変わらず遥斗は心配性で、心配されればやっぱり嬉しい。
こんな一瞬でほだされるんだから遥斗の言う通り私って単純なのかも。
「…うん」
「何か一瞬で機嫌直ったな」
「!」
「何度も言うけど俺はみなみの笑顔が好きだから…みなみは何があっても笑ってろ?」
「……うん」
でも私が悩むのは大抵遥斗のことなんですけどね?
分かってるのかな…遥斗。
それからは普通に話ながら夕飯を食べて、先にお風呂に入っておいでという言葉に甘えたら食器を洗ってくれていて。
髪を乾かしたり肌の手入れをしてる間に遥斗がお風呂から上がって…
「明日は早いから寝るか」
そう遥斗は爽やかに言った。
……寝るの?
「おやすみ」
「…お、おやすみ」
そして本当に目を瞑る遥斗。
ねぇ、エッチは毎日じゃないの?
ねぇねぇ!?
…というのは心の声で。
スヤスヤ寝てる人に迫るほどの勇気、私にはまだない。
寂しいなぁ…
眠る遥斗を見つめながらまたさっきのモヤモヤが甦る。