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第21章 BBQパニック

遥斗…私の事好きだよね？
私の事だけ好きだよね？


遥斗の全部、私のものだよね？



そっと遥斗に抱きついた。


「遥斗…好きだよ…」


遥斗の優しいとこが好き。
頼りになるとこが好き、男らしいとこが好き…


過保護なとこも心配性なとこも、子供みたいに甘えてくるところも大好き。


大きな手も節くれた長い指も逞しい腕も筋肉質な脚も広い背中も…


お腹だって…その下だって遥斗の全部が大好きで。



思い出したら身体の奥がギュンギュンする。


どうしよう…遥斗とエッチしたい…
遥斗に触って欲しい。


「遥斗…」


少し起こしてみたけれど、遥斗に起きる気配はない。
奥のギュンギュンが染み出して、体中どこもかしこもジンジンする。


我慢できなくて遥斗の手を取って私のパジャマの中に入れた。
意識を持たない指で胸の先端を…


「んっ！」


そこに触れた途端、甘い電流が流れる。
動かない手を操る背徳感でいつもより感じた。
乳首がピンと起っているのが自分でも分かる。


「あっ…遥斗…」


大好きな彼の手を止められない。
遥斗の手は私の意思で身体を滑る。


淫欲にまみれた私はとうとう遥斗の手を下半身へ。
ショーツの中に入れると触れた部分からクチッと音が聞こえた。


……濡れてる。
遥斗の手で私が濡れていく。


「んっ…はぁっ…」


遥斗の感覚を思い出して小さな芽を夢中で擦った。
どんどん息が上がって高まりを感じ始めた時…



「…淫乱」


「！」


気がついたら遥斗が目を開けて私を見ていた。


「俺の手でオナニー？エロいな…俺が隣に居るのに自分でするの？…俺の手使って」


「だって…」


遥斗の手を握る力が緩るむ代わりに遥斗の指に意思が宿る。


「ひやっ！」


「一人でこんなに濡らして…みなみは悪い子だな」


「あっ…ああっ！」


遥斗にされるの…さっきよりずっと気持ちいい。
的確な指の動きは私をどんどん高めていった。


下半身を弄りながらパジャマとキャミを捲り上げ、むきだしになった乳房に遥斗が舌を這わせる。


「遥斗…遥斗…」


「ーーー」


「ああっ！ダメぇ！！」