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第21章 BBQパニック

乳首が吸い込まれるのと同時に指がナカに挿って動き出す。


「ああっ…気持ちいいよ…遥斗…」


この感じ。
この感じが欲しかった…



頭が真っ白に霞んでいく。


遥斗の指で、舌で犯される幸せに浸りながら感じるまま声を上げた。


そして高く高く押し上げられ…


「あああんっ！！」


絶頂を迎えるにはあまりにも呆気なかったと思う。
でも私はそれだけ遥斗が欲しかった。


「遥斗…」


上がる息を整えながら袖を引いて早くもおねだりする私。



……いつもなら一度イケばある程度満足するのに今日は全然足りない。


「どうした？今日…」


遥斗が覆い被って頬を撫でた。


「…好きなの、遥斗のこと」


遥斗の手、
私に会うまで一体どんな風に女の子に触れてきたの？


その腕でどんな風に抱いたの？


自分にはない経験が遥斗には沢山ある事が苦しくて仕方ない。


「本当にどうした？みなみ」


遥斗が優しく問い掛けて…


「…私だけのものにしたいの」


「俺、みなみだけのものだよ？」


「全部…今も未来も…過去も全部だよ…」


…もしも私が遥斗と同級生だったら…絶対他の人なんかに触れさせない。


「みなみ？」


「今ね、タイムマシーンがあったらいいのになって思っちゃった」



頬の指を取って人差し指から口に含む。
その指を想いながら愛を込めて舐めていく。



「ーーーーーっ！」


人差し指は胸の先端を弾く指。


中指はナカをかき混ぜる指。


薬指は私の唇をなぞって…小指は指と指を絡めて繋ぐ。


親指は敏感な芽を可愛がってくれて…


舐めながら指先の感覚が思い出されてたまらない気持ちになった。



「今日のみなみは妙にエロいな…」


「…みなみはいつもエッチだよ。だって遥斗に“キモチイイコト”教わっちゃったから… 」


覆い被る遥斗の服を脱がせていく。


「なあ、タイムマシーンがあったらどうするの？」


「とりあえず遥斗の中二時代に戻ってファーストキスを阻止するの」


「は？」


遥斗がキョトンとしている。


「でね、みなみと出会うまで貞操を守る」


「えっ…俺それまでずっと童貞？」


「そう、それで遥斗の初めてはみなみが貰うの」


私は結構真剣なのに遥斗は肩を震わせて笑いだした。