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限界Lovers
第21章 BBQパニック
「でもな、“ハイそうですか”なんて納得しないからな!」
立ち上がってビシッと指差す高橋さん。
「みなみちゃん!今日一日俺を見ていてください!!」
「見ねーよ!」
「お前になんか言ってない…俺はミュ…みなみちゃんに…みなみちゃんに言ってるんだ!!」
…なんかたまらなく怖くて遥斗にギュッと抱き付いた。
「そしてコイツより俺がいいと思ってくれたら…その時は婚約破棄して俺のとこに来てください!!!!」
「………ごめんなさい!」
遥斗の肩に顔を埋める。
ダメだ…怖すぎる!
「…だそうだ、悪いな」
高橋さんはポカンとしていたみたいだけど…
「俺は…俺は諦めない!!!」
そう叫んでどこかに走っていった。
「…全く、本当に厄介なのに目を付けられたよ」
遥斗が大きくため息をついた。
「…でもさっきの遥斗王子様みたいだった」
「………」
「惚れ直しました」
「みなみ…」
遥斗の肩から顔を上げると目が合って、遥斗の顔に傾斜がついて、私もゆっくり目を…
目を…
「は、遥斗!」
目を閉じかけて、遥斗の肩越しに会社の人たちがニヤニヤこっちを見ているのが見え寸前で止める。
「ブッ!」
「ダメ!みんなが見てる!」
「いっそいつもみたいな俺たちを見せといた方が高橋だって…」
「でもダメだよ!」
また唇を狙う遥斗を徹底防御。
だって“山下の彼女はこんな人前ではしたない”なんて言われたら困る!
遥斗は残念そうにため息をついて「分かったよ」と呟き、私を連れみんなの輪に戻った。
「チューしちゃえば良かったのに~!」
「俺もしたかったけどダメって言われました」
遥斗の本音は冗談と取られたようで、みんな笑っている。
私は恥ずかしすぎて小さくなっているしかない。
それから遥斗は他の男性社員と火起こしで…
女の人は女の人たちで固まって喋っていて…
奥さんたちも奥さんたちで固まって…
なんかポツーン…
近くのちびっこと遊んだりしてはみても、すぐにパパママの所へ行ってしまいまたポツーン…
ずっと遥斗に張り付いてるのも何だし、仕方ないから景色を眺めていると…
立ち上がってビシッと指差す高橋さん。
「みなみちゃん!今日一日俺を見ていてください!!」
「見ねーよ!」
「お前になんか言ってない…俺はミュ…みなみちゃんに…みなみちゃんに言ってるんだ!!」
…なんかたまらなく怖くて遥斗にギュッと抱き付いた。
「そしてコイツより俺がいいと思ってくれたら…その時は婚約破棄して俺のとこに来てください!!!!」
「………ごめんなさい!」
遥斗の肩に顔を埋める。
ダメだ…怖すぎる!
「…だそうだ、悪いな」
高橋さんはポカンとしていたみたいだけど…
「俺は…俺は諦めない!!!」
そう叫んでどこかに走っていった。
「…全く、本当に厄介なのに目を付けられたよ」
遥斗が大きくため息をついた。
「…でもさっきの遥斗王子様みたいだった」
「………」
「惚れ直しました」
「みなみ…」
遥斗の肩から顔を上げると目が合って、遥斗の顔に傾斜がついて、私もゆっくり目を…
目を…
「は、遥斗!」
目を閉じかけて、遥斗の肩越しに会社の人たちがニヤニヤこっちを見ているのが見え寸前で止める。
「ブッ!」
「ダメ!みんなが見てる!」
「いっそいつもみたいな俺たちを見せといた方が高橋だって…」
「でもダメだよ!」
また唇を狙う遥斗を徹底防御。
だって“山下の彼女はこんな人前ではしたない”なんて言われたら困る!
遥斗は残念そうにため息をついて「分かったよ」と呟き、私を連れみんなの輪に戻った。
「チューしちゃえば良かったのに~!」
「俺もしたかったけどダメって言われました」
遥斗の本音は冗談と取られたようで、みんな笑っている。
私は恥ずかしすぎて小さくなっているしかない。
それから遥斗は他の男性社員と火起こしで…
女の人は女の人たちで固まって喋っていて…
奥さんたちも奥さんたちで固まって…
なんかポツーン…
近くのちびっこと遊んだりしてはみても、すぐにパパママの所へ行ってしまいまたポツーン…
ずっと遥斗に張り付いてるのも何だし、仕方ないから景色を眺めていると…