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限界Lovers
第22章 鈴木将太の憂鬱3
「誰が嫁に来るって?」
「だからみなみちゃんが僕のお嫁さんに…」
ーーー低い声?
後ろから突然割り込んできた声に恐る恐る振り向いた。
「…ないから」
隣人ーーーー!!!
うわっ!いつから聞かれてたんだろう…
「それに悪いけどうちの両親もみなみのことは気に入ると思う」
…結構前から聞かれてたんですね?
「無駄な心配どうも 」
不機嫌な彼氏の登場にみなみちゃんは嬉しそうだ。
「お帰り遥斗!」
「みなみもこんな時間に何ほっつき歩いてるんだよ」
「あのね、コンビニ限定のプリンがすごーく美味しいってテレビでやってて。だから遥斗と食べようと思って 」
「ならメールくれれば買って帰ったのに…危ないだろ」
隣人はみなみちゃんの手からプリンを奪い自分が持つ。
…文句言いながらも顔が満更じゃないんだよ。
「でも鈴木くんに会ったから結果オーライでしょ?」
「…いいんだか悪いんだか」
「………」
なんか棘がありますけどね?
微妙な三人はカップル二人とおまけ一人丸出しの構図で街灯の下を歩いた。
でも…
チラッと二人を見る。
前よりは冷静に二人を見られるようになってきた。
僕もいつかこんな風に歩けるんだろうか…
瑞希ちゃんと……
「ねぇ、遥斗んち何持ってけば良いかな」
「手ぶらでいいだろ?」
「そういう訳にはいかないよ…後でアユミさんに何言われるか…」
「は?」
「ううん、こっちの話…お母さんお菓子とか好きかな?職場の近くにできたケーキ屋さんのマドレーヌが美味しいって有名なんだって」
「いいんじゃねーの?何だって」
「もう!他人事!!」
みなみちゃんがポカッと彼氏を叩くとふざけてよろけた彼氏が僕にぶつかる。
そしてボーッとしてた僕の手の小袋落下。
その衝撃で袋からコンドームが飛び出した。
「あー…悪りぃ」
隣人が大して悪く思ってなさそうに中身を拾って…
「………」
ギッと凄い目で僕を睨む。
ひいいい!!!
『まさか…みなみに変なこと…』
『しませんしません!みなみちゃんじゃありません!!!』
目だけの会話でここまで話せるって僕たちどんだけ意思ソツしてんだ!
「だからみなみちゃんが僕のお嫁さんに…」
ーーー低い声?
後ろから突然割り込んできた声に恐る恐る振り向いた。
「…ないから」
隣人ーーーー!!!
うわっ!いつから聞かれてたんだろう…
「それに悪いけどうちの両親もみなみのことは気に入ると思う」
…結構前から聞かれてたんですね?
「無駄な心配どうも 」
不機嫌な彼氏の登場にみなみちゃんは嬉しそうだ。
「お帰り遥斗!」
「みなみもこんな時間に何ほっつき歩いてるんだよ」
「あのね、コンビニ限定のプリンがすごーく美味しいってテレビでやってて。だから遥斗と食べようと思って 」
「ならメールくれれば買って帰ったのに…危ないだろ」
隣人はみなみちゃんの手からプリンを奪い自分が持つ。
…文句言いながらも顔が満更じゃないんだよ。
「でも鈴木くんに会ったから結果オーライでしょ?」
「…いいんだか悪いんだか」
「………」
なんか棘がありますけどね?
微妙な三人はカップル二人とおまけ一人丸出しの構図で街灯の下を歩いた。
でも…
チラッと二人を見る。
前よりは冷静に二人を見られるようになってきた。
僕もいつかこんな風に歩けるんだろうか…
瑞希ちゃんと……
「ねぇ、遥斗んち何持ってけば良いかな」
「手ぶらでいいだろ?」
「そういう訳にはいかないよ…後でアユミさんに何言われるか…」
「は?」
「ううん、こっちの話…お母さんお菓子とか好きかな?職場の近くにできたケーキ屋さんのマドレーヌが美味しいって有名なんだって」
「いいんじゃねーの?何だって」
「もう!他人事!!」
みなみちゃんがポカッと彼氏を叩くとふざけてよろけた彼氏が僕にぶつかる。
そしてボーッとしてた僕の手の小袋落下。
その衝撃で袋からコンドームが飛び出した。
「あー…悪りぃ」
隣人が大して悪く思ってなさそうに中身を拾って…
「………」
ギッと凄い目で僕を睨む。
ひいいい!!!
『まさか…みなみに変なこと…』
『しませんしません!みなみちゃんじゃありません!!!』
目だけの会話でここまで話せるって僕たちどんだけ意思ソツしてんだ!