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限界Lovers
第22章 鈴木将太の憂鬱3
「お前彼女居んの?」


ーーーあの、先に断っておきますが僕、彼とは挨拶程度しか話したことないんです。
なのに何か偉い横柄な聞き方されてませんかね?


でも気の弱い僕は言い返すこともできず…


「い…ません…」


「なら必要ないだろ!」


カチーン!


「まさか良からぬ事企んでるんじゃ…」


「し、失礼だな!明日使うかもしれないんですよ!」


勢いで言ってしまいハッとした。
みなみちゃんと彼は顔を見合わせ心配そうに僕を見る。


「無理に童貞卒業しなくても死なないぞ?」


「そうそう、お金ももったいないし本当に好きな人のために操は守っておいた方がいいよ?」


みなみちゃんまで!?


「べ、別にお金出してとかじゃないですからね!?ただ明日好きな子が僕の部屋に来るんです…」


ーーーーその好きな子は明日、18歳になって…


「そ、それに僕は童貞なんかじゃ…ない」


今度はすごい形相で二人は顔を見合わせた。
僕、そんなに童貞っぽいですかね?


「妄想か」


「妄想じゃない!僕だって…男なんだ…」


拳を握りしめ声を振り絞る。


瑞希ちゃん…



「…なるほど、明日彼女をモノにすると…。お前なかなかやるな!」


バシンと彼氏に背中を叩かれた。


「つつつ付き合ってないのにそんなことしちゃうの!?」


「そりゃーみなみ、野暮な質問だろうが」


「だって…鈴木くんが…」


「コイツも男なんだよな、鈴木」


彼氏は面白いものでも見つけたように僕の肩を組んで茶化す。


「お姉さん心配…」


「みなみちゃん…僕みなみちゃんと同い年…」


「でも…でもだよ?やっぱり順番がね、」


「いーんだよ!男には色々あんの」


彼氏がみなみちゃんに顔を近づけ言葉を遮った。


するとみなみちゃん、プーッと膨れて…


「そんなこと言って遥斗だって順番ちゃんとしてくれたじゃない!鈴木くんばっかに不埒な事薦めるのやめてよ!」


「みなみが特別だったの、子供の付き合いじゃないんだから身体から入るのも俺はアリだと思うぜ?」


「遥斗!」


二人はキャッキャキャッキャ言い合って…


「だってみなみいつまでもぎこちなかったから…手ぇ出すに出せないじゃん?」


「…我慢してたの?」


「した!すっげーしてた!」



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