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限界Lovers
第22章 鈴木将太の憂鬱3
「その頃から弟は引き籠っちゃって…私は色んなやりきれない想いを男にぶつけるようになって…」


「………」


「そのDVD、私なんですよ」


「!」


……似てるんじゃなくて?
本人なの?やっぱり…


「スカウトされたんです…AVに出てみない?…って。お金が欲しいってよりも世の中の馬鹿な男が間接的に私で抜くってことに興味があって…」


僕もその「馬鹿な男」の一人だけど…
その考え…かなり歪んでない?


「レンタルショップでバイト始めたのも私で抜く間抜けの顔見てやろうって…」


……本当に歪んでるよ。


「私で抜いて返しに来たらソックリな女が居るんですよ?きっと私のこと気になって今度は私で抜くんですよ…」


ウットリした顔で瑞希ちゃんが語るけど…


「……まさか鈴木さんが借りに来るとはね」


「………」


ーーーこんな時僕、何て言ったらいいんだよ!


「鈴木さんって純粋そうで絶対女を知らなそうじゃないですか…浮気もできなそうだし遊びで女と寝なそうだし。だから私密かに気に入ってたんですよね…」


そう言って瑞希ちゃんはフッと蝋燭を吹き消した。


幻想的な世界は一瞬で暗闇だ。


「それなのに…凛子さんなんかに童貞捧げちゃって」


「な、何で!?」


僕の秘密だよソレ!


「本人が言ってました」


「………」


「高梨さんも“鈴っちと凛子さんと俺と嫁は兄弟だ”って」


マジか!!言うなよ高梨!!


「そんな純朴そうな顔して乱行しちゃうなんて…ね、」


気がつけば瑞希ちゃんは隣に居て僕の頬を指でなぞる。


「私で何回抜いた?」


「あ、いや…」


「何回抜いたの?」


可愛い声なのに有無を言わさぬ威圧感…
闇に慣れた目がぼんやりと瑞希ちゃんを捉えていく。


「ろ…6回くらい」


「ふーん、…ねぇ、見せてよ」


「えっ!?」


「“瀬戸内海”で抜くとこ見せて」


耳元で吐息混じりに囁かれ一瞬思考が飛んだけど…


要は瑞希ちゃんの前で瑞希ちゃんのDVD見ながらオナニーしろって事でしょ!?


「いやいやいやいや!」


「嫌?」


「否…嫌じゃない…そうじゃない!嫌だけどそうじゃなくて!」


「………」


「お、おかしいよ…僕…だって…って!瑞希ちゃん!?」






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