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限界Lovers
第23章 悶々しちゃうの
「遥斗は高校入学とかないの?」
中学入学で止まっている遥斗の写真。
「この先は反抗期につき撮らせてもらえなくなっちゃったの」
お義母さんがお茶を持って来ながら教えてくれる。
「親不孝!」
「男なんてそんなもんだろ…」
「この赤ちゃん…」
別々に写る二人の赤ちゃんは遥斗とアユミさんなんだろうけど二人共ピンクの服を着ている。
なんとなく大きい方が遥斗なのかなって訊ねると、
「ハズレ、そっちは姉のあゆ美なの」
「!!」
可愛すぎる…
まるで女の子みたいな赤ちゃん時代の遥斗に私はメロメロだ。
「赤ちゃんの遥斗抱っこしたかった…」
「無理だよ…みなみの方が年下なんだから」
「でもさ、この頃の遥斗可愛すぎるんだもん」
「可愛いとか恥ずかしい」
二人で写真を覗き込み見ていると、お義母さんが嬉しそうに私たちを見て言った。
「赤ちゃん時代の遥斗は抱けなくても遥斗の子は抱けるわよ!」
「!」
「あら、真っ赤…」
「あんまからかうなよ」
「でも遥斗がこんな風に女の子と穏やかに話してるなんて…やっぱり結婚考えるコには違うのね」
「………」
遥斗…どんなだったワケ?
「あー…お茶飲めば?」
黙った私に遥斗はさり気なく…
話を反らした?
こたつに置かれたお茶の前に座るとお義母さんがお茶菓子を出してくれ、マドレーヌを思い出す。
「あっ!これつまらないもなんですけど…」
「やだ気なんか遣わないで?これから家族になるんだから」
「!!!」
お義母さん…
なんか滅茶苦茶いい人じゃないですか…
感激していると今まで黙っていたお義父さんが話を振った。
「みなみさんは仕事は?」
「………」
突然ど真ん中に痛いところを突かれて思わず黙ってしまう。
「就職浪人で…」
でも嘘はつけないし、反対されたらどうしようと思いながら重い口を開くと……
「…あ、そう…」
「はい…スミマセン」
「……」
「…………」
気まずっ!!!
中学入学で止まっている遥斗の写真。
「この先は反抗期につき撮らせてもらえなくなっちゃったの」
お義母さんがお茶を持って来ながら教えてくれる。
「親不孝!」
「男なんてそんなもんだろ…」
「この赤ちゃん…」
別々に写る二人の赤ちゃんは遥斗とアユミさんなんだろうけど二人共ピンクの服を着ている。
なんとなく大きい方が遥斗なのかなって訊ねると、
「ハズレ、そっちは姉のあゆ美なの」
「!!」
可愛すぎる…
まるで女の子みたいな赤ちゃん時代の遥斗に私はメロメロだ。
「赤ちゃんの遥斗抱っこしたかった…」
「無理だよ…みなみの方が年下なんだから」
「でもさ、この頃の遥斗可愛すぎるんだもん」
「可愛いとか恥ずかしい」
二人で写真を覗き込み見ていると、お義母さんが嬉しそうに私たちを見て言った。
「赤ちゃん時代の遥斗は抱けなくても遥斗の子は抱けるわよ!」
「!」
「あら、真っ赤…」
「あんまからかうなよ」
「でも遥斗がこんな風に女の子と穏やかに話してるなんて…やっぱり結婚考えるコには違うのね」
「………」
遥斗…どんなだったワケ?
「あー…お茶飲めば?」
黙った私に遥斗はさり気なく…
話を反らした?
こたつに置かれたお茶の前に座るとお義母さんがお茶菓子を出してくれ、マドレーヌを思い出す。
「あっ!これつまらないもなんですけど…」
「やだ気なんか遣わないで?これから家族になるんだから」
「!!!」
お義母さん…
なんか滅茶苦茶いい人じゃないですか…
感激していると今まで黙っていたお義父さんが話を振った。
「みなみさんは仕事は?」
「………」
突然ど真ん中に痛いところを突かれて思わず黙ってしまう。
「就職浪人で…」
でも嘘はつけないし、反対されたらどうしようと思いながら重い口を開くと……
「…あ、そう…」
「はい…スミマセン」
「……」
「…………」
気まずっ!!!