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限界Lovers
第23章 悶々しちゃうの
なんだか遥斗が頼もしくて嬉しいし胸がときめく。
抱きつきたい衝動を押さえられず、欲求に従って抱きつくと…
「ん?」
「遥斗大好き!」
「だからー俺の方が好きだって」
「嘘、みなみの方が絶対好き」
空気は甘くなり遥斗の手がゆるゆると頭を撫で後頭部で止まった。
見つめ合って目を閉じて、遥斗の唇がゆっくりと……
「…お取り込み中失礼。遥斗、お母さんが呼んでる」
「!!!!」
気がつけば音もなくドアが開けられアユミさんがドア枠に寄りかかっている。
「な、何だよ声掛けろよ!」
遥斗に抱き締められたまま驚きの余りびくつく私たち。
「あら、その子が“みなみちゃん”?初めまして、遥斗の姉です」
「………は、初めまして」
アユミさんは白々しいことをシレッと顔色一つ変えずに言ってのける。
「ったく…いつ帰ってきたんだよ」
「さっき。そしたら可愛い弟がお嫁さんつれて来たっていうから?ご挨拶に来なきゃでしょ」
「…何が可愛い弟だか…みなみ、ちょっと待ってろ?」
そう言い残し、遥斗は部屋を出て行って私とアユミさんが残されて……
「なかなか早くきてくれたじゃない?ご苦労様」
「……アユミさん演技が上手くてびっくりですよ」
「だって一ノ瀬さんと知り合いだなんて遥斗に知られたらうるさいもん」
カラカラと笑うアユミさん。
「でも、お母さんには気に入られたみたいよ、良かったわね」
「ほ…本当ですか!?良かった~!!」
胸を撫で下ろす私の前に紙袋がぶら下がる。
「ハイ、約束のプリクラと写真」
「!!!!!」
「でも家に帰るまで開けちゃダメよ」
「了解です!ありがとうございます!」
「あと遥斗の居る時もダメ、あくまでコレは…」
「遥斗には秘密…ですよね?」
「そうそう、お利口さん」
ーーー思ったよりいい人じゃん、アユミさん!
大事なプリクラを遥斗に見つからないようバッグにしまい、夕飯を食べてくるというアユミさんと手を振って別れる。
ソワソワ、ワクワク…
待ちきれない思いで居ると遥斗が戻って来た。
「野菜持って帰るかって。お袋の家庭菜園」
「野菜?すごいね、作ってるんだ!?うん、もらえるならいただいて帰ろうよ」
「分かった、言ってくる」
抱きつきたい衝動を押さえられず、欲求に従って抱きつくと…
「ん?」
「遥斗大好き!」
「だからー俺の方が好きだって」
「嘘、みなみの方が絶対好き」
空気は甘くなり遥斗の手がゆるゆると頭を撫で後頭部で止まった。
見つめ合って目を閉じて、遥斗の唇がゆっくりと……
「…お取り込み中失礼。遥斗、お母さんが呼んでる」
「!!!!」
気がつけば音もなくドアが開けられアユミさんがドア枠に寄りかかっている。
「な、何だよ声掛けろよ!」
遥斗に抱き締められたまま驚きの余りびくつく私たち。
「あら、その子が“みなみちゃん”?初めまして、遥斗の姉です」
「………は、初めまして」
アユミさんは白々しいことをシレッと顔色一つ変えずに言ってのける。
「ったく…いつ帰ってきたんだよ」
「さっき。そしたら可愛い弟がお嫁さんつれて来たっていうから?ご挨拶に来なきゃでしょ」
「…何が可愛い弟だか…みなみ、ちょっと待ってろ?」
そう言い残し、遥斗は部屋を出て行って私とアユミさんが残されて……
「なかなか早くきてくれたじゃない?ご苦労様」
「……アユミさん演技が上手くてびっくりですよ」
「だって一ノ瀬さんと知り合いだなんて遥斗に知られたらうるさいもん」
カラカラと笑うアユミさん。
「でも、お母さんには気に入られたみたいよ、良かったわね」
「ほ…本当ですか!?良かった~!!」
胸を撫で下ろす私の前に紙袋がぶら下がる。
「ハイ、約束のプリクラと写真」
「!!!!!」
「でも家に帰るまで開けちゃダメよ」
「了解です!ありがとうございます!」
「あと遥斗の居る時もダメ、あくまでコレは…」
「遥斗には秘密…ですよね?」
「そうそう、お利口さん」
ーーー思ったよりいい人じゃん、アユミさん!
大事なプリクラを遥斗に見つからないようバッグにしまい、夕飯を食べてくるというアユミさんと手を振って別れる。
ソワソワ、ワクワク…
待ちきれない思いで居ると遥斗が戻って来た。
「野菜持って帰るかって。お袋の家庭菜園」
「野菜?すごいね、作ってるんだ!?うん、もらえるならいただいて帰ろうよ」
「分かった、言ってくる」