この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
限界Lovers
第24章 雲行き
「そう?遥斗私のこと大好きだったから」


「…過去形だよな。今は彼女が大好きなんで」


「ふーん…」



…やっぱりコイツと関わっちゃいけない。
そう思いながら席を立つ。


「もう行くの?」


「うん」


「冷たくない?」


「何で?」


「私、まだ食べてるんだけど」


「俺には関係ないし」


「一人飯も味気ないじゃない?付き合ってよ」


「………」


「せっかくなんだからさ、少しくらい食事に付き合ってくれて良くない?」


勝手で強引で…
そんなとこも変わらないんだな…


「まぁ…飯くらいなら」



そしてそこで従う俺も弱くないか!?


そんな自分にモヤモヤしながら日和に付き合った。


…その間色々な話をした。正確には聞いていた。


大学時代の共通の友人の話とか日和の仕事の事とか…
みなみとのことも聞かれて少しだけ話した。


「結婚ねぇ…子供でもできたの?」


「できてない。何でソコに行くんだよ」


「だって遥斗が結婚なんて」


「…うるせーよ、彼女とはそうなりたいって思ったんだよ」


「ふーん…」


「日和は?不倫男と別れて大人しくしてんの?」


「…私も彼氏と住んでる」


「へぇ…反省ナシか」


「やめてよ…でももう不倫はしない。色々痛いから」


「今の彼氏は?」


「10歳年上のバツ1でね、これがまた穏やかなヒトなんだ」


彼氏の話をする日和も穏やかな顔になっていた。


「良かったじゃん。日和こそ結婚しねーの?27だろ?」


「……どうだろうね」


「まさか今でも彼氏の居ない間に男連れ込んで…」


「あったねー、その度に遥斗怒ってね…」


「怒るだろ普通…」


帰ったら彼女が他の男とセックスしてたら。


「…遥斗のお姉さんに3P見られたり」


…これも大変だった。
姉貴が帰らない俺の様子を見に来たら日和が俺以外の男二人を相手していたらしく…


「複数なんて尋常じゃねーよ」


「あの頃はあれが楽しかったの」


「俺はボロボロに傷ついたけどな」


当時を思い出して気分が悪くなる。
俺は日和に俺だけを見て欲しかった。


日和を満足させれば他になんかもう行かないだろうって…
俺から離れられなくなるんじゃないかって…


でもどんなに抱いても日和の男遊びは止まなかった。

/499ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ