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限界Lovers
第24章 雲行き
日和と離れたくて勢いで電車に乗ったようなものだから、駅についてもみなみが上がるまでまだ大分時間があった。
早くみなみに会いたい。
色んな事が一気にあって不安で仕方ない。
みなみを抱き締めたい。
バイト先近くのコンビニで時間を潰しみなみを迎えに行くと俺を見たみなみはあからさまに不機嫌な顔になる。
「みなみ…」
「………」
目を反らし脇をすり抜けようとするみなみの腕を咄嗟に掴んだ。
「何だよその反応!」
「別に…」
プリクラ一枚でこれか?
さっきまで会いたいとばかり思ってたのにみなみに対しても苛ついてくる。
「帰るぞ」
「…寄りたいとこがあるから遥斗先に帰って」
「どこ?」
「………」
「どこだよ?俺も行く」
みなみは始終黙ったままだ。
寄りたいとこなんてどうせないんだろう。
「行くとこないなら帰るぞ」
「………」
振り払われること覚悟で手を握るとみなみは大人しくついてきた。
電車に乗りまた家のある駅に着いてもみなみは黙ったままで。
でも俺の手をちゃんと握っている。
家に帰ってもみなみの機嫌は直らない。
ソファに体育座りしてブーさんを抱えたままムッツリだ。
子供か…
仕方ないから俺から話を切り出した。
「みなみの機嫌の悪い理由…これか?」
ローテーブルの上に今朝拾ったプリクラを乗せる。
ピクリとみなみの眉が動くがそれ以上の反応はない。
「こんなんただの友達だろ?」
「友達…?」
「しかも高校なんて何年も前の事だ。今は連絡取り合う女友達だっていない」
「………」
納得してないオーラプンプンのみなみ。
過敏すぎる気はするしウザイと思う部分もあるけど妬かれる事に悪い気はしない。
「この子は彼女じゃないの?やけに距離が近いけど」
「それはノリっていうか…若かったしな」
「若ければ何してもいいと?」
「は?」
何言ってるんだみなみは…
「遥斗今まで何人と付き合ったの?」
「えっ?」
「何人?」
「…ご、五人くらいかな」
何だこのみなみの雰囲気は!?
俺の答えにみなみの表情が曇っていく。
早くみなみに会いたい。
色んな事が一気にあって不安で仕方ない。
みなみを抱き締めたい。
バイト先近くのコンビニで時間を潰しみなみを迎えに行くと俺を見たみなみはあからさまに不機嫌な顔になる。
「みなみ…」
「………」
目を反らし脇をすり抜けようとするみなみの腕を咄嗟に掴んだ。
「何だよその反応!」
「別に…」
プリクラ一枚でこれか?
さっきまで会いたいとばかり思ってたのにみなみに対しても苛ついてくる。
「帰るぞ」
「…寄りたいとこがあるから遥斗先に帰って」
「どこ?」
「………」
「どこだよ?俺も行く」
みなみは始終黙ったままだ。
寄りたいとこなんてどうせないんだろう。
「行くとこないなら帰るぞ」
「………」
振り払われること覚悟で手を握るとみなみは大人しくついてきた。
電車に乗りまた家のある駅に着いてもみなみは黙ったままで。
でも俺の手をちゃんと握っている。
家に帰ってもみなみの機嫌は直らない。
ソファに体育座りしてブーさんを抱えたままムッツリだ。
子供か…
仕方ないから俺から話を切り出した。
「みなみの機嫌の悪い理由…これか?」
ローテーブルの上に今朝拾ったプリクラを乗せる。
ピクリとみなみの眉が動くがそれ以上の反応はない。
「こんなんただの友達だろ?」
「友達…?」
「しかも高校なんて何年も前の事だ。今は連絡取り合う女友達だっていない」
「………」
納得してないオーラプンプンのみなみ。
過敏すぎる気はするしウザイと思う部分もあるけど妬かれる事に悪い気はしない。
「この子は彼女じゃないの?やけに距離が近いけど」
「それはノリっていうか…若かったしな」
「若ければ何してもいいと?」
「は?」
何言ってるんだみなみは…
「遥斗今まで何人と付き合ったの?」
「えっ?」
「何人?」
「…ご、五人くらいかな」
何だこのみなみの雰囲気は!?
俺の答えにみなみの表情が曇っていく。