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限界Lovers
第24章 雲行き
「今は…できないよ」
「本当に?」
「本当。みなみが好きだからもうそういうのは興味ない…ごめんな」
みなみの頭を撫でると唇を噛み締めたみなみが抱きついてきた。
自然と抱きしめ返し、甘い香りと柔らかさにほっとする。
「…昔はそういう自分がカッコイイと思ってたんだろうな」
「すっごい遊んでそうだよね」
「否定しない」
「みんな彼女だったの?」
「そういう子も居れば違う子もいる。向こうも俺にどれだけ本気だったかは分かんないけど」
「……悪いこといっぱいしたんでしょ?浮気とか二股とか…してそう」
このみなみの洞察力には思わず苦笑いだ。
「でももうしないよ。一生しない…そういうのはこの頃全部やり尽くしたから」
「本当にしない?他の女の子と遊びたくならない?」
「なってたらもうとっくに遊んでるし、みなみが面白いから他はいいよ」
「面白い…」
不服そうに頬が膨らんで、みなみは可愛いなとデレる。
「遊び捨てた子に悪いって思ってる?」
「随分人聞きが悪いな…思ってるよ。最低だったなって」
「…じゃあもうそういうコトしちゃダメだからね…ずっとみなみだけ見ててね」
「これ以上みなみだけ見たら穴開くぞ」
「遥斗に見られて穴が開くなら本望です」
ーー本当に可愛いな…
俺は一生みなみだけを見ていくよ。
誓うように抱きしめた腕を強めた。
「…それからこの写真の彼女は?」
「これは…」
日和だ。
「大学の時付き合ってた彼女」
「すごく綺麗な人だね…遥斗の方が好きって感じ」
「………」
「この人とは普通に付き合ってたの?」
「普通…そうだな。普通…なのかな」
日和はあまりに旬な出来事があったから写真を直視できなかった。
「何年くらい付き合ったの?」
「二年くらいか?」
「…私と同じくらいだね。……好きだったの?」
「えっ?」
「だ、大学の頃はこの人だけって感じがするから」
俺の服を掴む力が強くなる。
「好きだったよ…この頃は…」
「ふうん…」
それから少し、みなみは何も言わなかった。
俺も機嫌を取ったり弁解するようなことはせず、ただ二人で抱き合った。
「本当に?」
「本当。みなみが好きだからもうそういうのは興味ない…ごめんな」
みなみの頭を撫でると唇を噛み締めたみなみが抱きついてきた。
自然と抱きしめ返し、甘い香りと柔らかさにほっとする。
「…昔はそういう自分がカッコイイと思ってたんだろうな」
「すっごい遊んでそうだよね」
「否定しない」
「みんな彼女だったの?」
「そういう子も居れば違う子もいる。向こうも俺にどれだけ本気だったかは分かんないけど」
「……悪いこといっぱいしたんでしょ?浮気とか二股とか…してそう」
このみなみの洞察力には思わず苦笑いだ。
「でももうしないよ。一生しない…そういうのはこの頃全部やり尽くしたから」
「本当にしない?他の女の子と遊びたくならない?」
「なってたらもうとっくに遊んでるし、みなみが面白いから他はいいよ」
「面白い…」
不服そうに頬が膨らんで、みなみは可愛いなとデレる。
「遊び捨てた子に悪いって思ってる?」
「随分人聞きが悪いな…思ってるよ。最低だったなって」
「…じゃあもうそういうコトしちゃダメだからね…ずっとみなみだけ見ててね」
「これ以上みなみだけ見たら穴開くぞ」
「遥斗に見られて穴が開くなら本望です」
ーー本当に可愛いな…
俺は一生みなみだけを見ていくよ。
誓うように抱きしめた腕を強めた。
「…それからこの写真の彼女は?」
「これは…」
日和だ。
「大学の時付き合ってた彼女」
「すごく綺麗な人だね…遥斗の方が好きって感じ」
「………」
「この人とは普通に付き合ってたの?」
「普通…そうだな。普通…なのかな」
日和はあまりに旬な出来事があったから写真を直視できなかった。
「何年くらい付き合ったの?」
「二年くらいか?」
「…私と同じくらいだね。……好きだったの?」
「えっ?」
「だ、大学の頃はこの人だけって感じがするから」
俺の服を掴む力が強くなる。
「好きだったよ…この頃は…」
「ふうん…」
それから少し、みなみは何も言わなかった。
俺も機嫌を取ったり弁解するようなことはせず、ただ二人で抱き合った。