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限界Lovers
第25章 展開
着ていたスーツを日和が脱いでいる。


「何してるんだよ!」


「窮屈なんだもん」


バサバサ脱ぎ捨てて下着が露になるとみなみの顔がさらに曇る。


「服着ろよ」


「じゃあ服貸して」


日和の言葉にみなみが俺を睨んだ。
オイ、睨む相手間違ってないか!?


「・・・そうじゃなくて自分の着てた服をだな」


「だから窮屈なんだって!貸してくれないならこのままでいいよね」


「ダメ」


「何でよ。ムラムラきちゃうから?遥斗厭らしいの好きだったもんね」



ブラの肩紐を引っ張って日和がふざける。
怒りのオーラが強まって、俺はもうみなみを見ることができない。


「・・・分かった。服貸すから着てくれ」


ギッ!今まで見たことないような形相のみなみに慌てて訂正。


「み、みなみに服を借りてくれ!」


「嫌よ。そんな変なモコモコした服なんか着たくない」


「なっ!みなみだってこんな人に服なんか貸したくない!!」


二人はツーンと顔を背け合い空気は嫌悪だ。


「分かったからとにかく何か着てくれ・・・」


黒のTバックとブラ姿は、それを望んだみなみにイチゴパンツを勧めただけに気まずくて仕方ない。


「スウェットでいいか?」

「遥斗のなら何でも」

クローゼットからスウェットとパーカーを出して日和に渡す。
みなみには申し訳ないがこの姿で居られるよりはマシだろう。
日和は勝ち誇った顔で俺から服を受け取り袖を通した。


「遥斗の匂い・・・懐かしい」


袖を鼻にあててクンクン匂いを嗅ぐ日和。


「犬じゃないんだからやめてくれ・・・」


「そのセリフも懐かしい!昔からよく言われたよね」


「だからくっつくな!」


さっきから殆ど喋らないみなみが気がかりだ。
そっと目の端にみなみを捉えると怒りのオーラは消滅し、表情がなくなっている。


無表情とかヤバすぎるだろ・・・
日和に普通に話したところで話が通じるとは思わないが焦ってもう一度よく言い聞かす。





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